58話 手先
私たちが楽しんでいるとマリーさんにぶつかる男の人がいた。
「おっと」
「この服、15万ドルカだったんだけど、弁償してくれよなぁ」
質の悪い男がマリーさんにカツアゲをしていた、だけどカツアゲしてる相手はここの国の王女様だそ……
「オラァ!」
マリーさんは持っていたグラスを男の脳天に振り下ろした、男の顔面はまるで頭の上から出血しているかのように面白い感じになった。
「ガルシア、カッとしちゃった、弁償するよ」
「大丈夫、その男、出禁にしてるのに何回も入ってくるから痛めつけてもいいよ」
「でもな、この男、あのクソ国の奴だな?」
「何!?」
そして反応したのはクレアだった。
「オラッ!オラッ!」
「うりゃ」
「ぬ」
何故かちびくれあも混じり、男をボッコボコにしていった、それにあの国の人だったらワインに毒を入れられている可能性があるもんね……
「ちょっと飲ませて」
「うん」
イメールさんはガルシアさんに赤ワインを差し出し、ガルシアさんはワインをちょっとだけ舐めた。
「……おらぁ!逝っとけ!」
ガルシアさんは男のズボンを裂き、ぶっとい針を突き刺した。
「はうん」
隣の男の客がその光景を見て悶絶していた、なんで?
「まて、この男、手先っていう証拠、どこにあるんだ」
「だって、毒を仕込んでたし」
「私、毒に耐性あるし、ちょっとだけ舌がピリッとしただけ」
「マリーそれは超人なのよ」
「ガルシアこそ、ワインを舐めて毒を判別するのは……もういいや」
そして警備隊にその男は連れていかれた、よく見ると針がまだついていた。かわいそう。
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