48話 久しぶりのおいしいおまんま
家に戻った後、私は寝室に転がされた、キメラ姉妹は私の腹の上に顎を乗せていた。
「大丈夫ですか?」
「だいじょば?」
「多分……大丈夫じゃないかもね」
腹の虫がまだ鳴っている、パン半分でお腹を満たせたらよかったものの……その時マリーさんが訪ねてきた。
「大丈夫だったか?」
「だいじょばないって」
「そうかぁ~まぁ、あの国だ、どんなことをしていたんだ?」
「何かの部品を作っていましたね……中にいた人……痩せていて倒れてる人もいました……」
「そうか、それと、グラシーにはおしおきをしておいたから」
「何をしたの?」
「ギャグボールを着けるっていうね、協賛はエルメスだ」
「んー!」
「ほら、苦しんでる、私の国とあの国、捕虜の対応が違うんだよな……どうしてなんだよ……」
「捕虜の対応……?」
「私の国は最低限生活できるような暮らしを提供してるんだ、逆にあの国は奴隷のように働かせる、酷いものだとは思わないか?」
「そうだね」
「でもあなたたちは中立の立場で居たいんでしょ?」
「そうだね……やられっぱなしはちょっとだけ嫌だけど」
「軍の駐屯兵をここに置こうかな……ってね、いい?」
「ルナに聞いてよ、私が決めても分からないんだ」
「そりゃそうか、じゃ、頑張って元気になれよ!」
腰の傷が痛むが……治してもらうしかないよね……
「寝たら治ると信じて、寝る!」
私は疲れを睡眠でとろうとした、だが深い眠りにはつかなかった。
「……だめだ、熟睡ができない、どうしてなんだ……」
私は椅子に座った、腰の傷が原因なのか……?
「ご飯だよーって何腰を露出させてるの!?」
「ああ、傷を見てるんだよ」
「酷い傷……鞭打ちでできた傷なのかな……今すぐ治すよ」
私の腰は魔法で治った、不思議なほどに痛みも引いた。
「じゃ、ご飯を食べに行こうか」
「うん……」
私はご飯を食べに行った、そこにはブロック肉と畑でとれた野菜が盛られていた。
「人は食べないと生きていけないからね」
その言葉に何か深い暖かさが感じられた。
「ありがと……いただきますっ……」
「何泣いてるのよ」
「いいや……なんでもないよっ……」
言葉の温かさ、そして食べ物の美味さに、涙していた。
「うまい」
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