45話 バニラの香り
私は自室に籠った、物音がやむまで息をひそめた。
「……止んだのかな」
私は部屋から顔を出した、どうやら退治したらしい。
「大丈夫ですかー?」
私は廊下に向かって叫んだ、そしてこんな声が聞こえてきた。
「大丈夫だよー」
「エレハルデか~?」
「そうだよー」
どうやら安全になったらしい、よかったぁ~
「さて、安全に眠れるようになったし、私も寝るか……にしても、キメラ姉妹の寝顔、かわいいな……」
私は布団をめくった、キメラ姉妹の体の周りには蜘蛛の糸が巻かれていた。
「……離さないようにかな、じゃ、おやすみ」
「やすみ……」
「起きてたのか……早く寝ろよ?」
「あーい」
私は体力を使う作業をしたのかすぐ深い眠りについた。体に何かが巻かれる感覚がした、蜘蛛の糸を巻いてるのかな……?
「おきておきておきておきて」
「ん……おはよう……どうしたの?」
「これ!」
クレアちゃんが寝起きの私に渡してきたのは、花を閉じ込めたペンダントだった。
「あげる!」
「ありがとう……いい香り」
「これエレねぇがキラキラをかけてたんだよ~」
なにやらバニラの香りがする。
「ありがとうね」
私はエレハルデさんにこの花の事を聞きに行った。
「ねぇ、この花、名前何?」
「バニラだね、アイスクリームにしたらおいしいんだよね」
「バニラの花ね……1日で枯れるんじゃなかった?」
「クレアちゃんが魔法をかけてって言ってきたから、不滅の魔法をかけたんだ」
「そうなのね……」
私はそのペンダントを首にかけた。
「似合ってるよ、イチカ」
「ありがと」
こうして一日が始まった、何をしようか……牛乳瓶は出来上がったし……それにマリーさんの国と敵対国が戦争してるし、身の安全を確保しないとね……
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