39話 牛を探して何千里
そして私たちは風呂を上がり、外で涼んでいた。
「イチカ~外、涼しいねぇ」
「だねぇ~……牛乳あったら最高だった」
「牛、飼う?」
「牛ここに居ないのか?」
「そうだけど?」
「なら買いに行こう、ゴー」
「どうする?ルナ」
「いいんじゃないか?牧草を育てれるなら量産できるでしょ?」
「じゃ、買いに行くぞー!……ってどこで売ってるんだ?」
「しらない」
「銭湯のあの人に聞いてみたらどう?牛乳を仕入れてるし」
「ルナ、それいいね、行ってみようか、だけど戦争中って言ってたよ?」
「そうだったな、でも行ってみようかな」
「シバかれても知らないよ?」
こうして私たちはマリーさんの国に向かった。
「でもさ、ルナって、実際の強さって、どうなの?」
「弱いよ?」
「えっ?」
「弱いよ?」
「でも、私の足とかを紅い枝で貫いてたじゃないの」
「それはなぁ……私の魔力が無尽蔵にあるから簡単に起こせる、その他の能力はほぼ皆無なんだ」
「そうなの?」
「でも私は生まれてからあまり泣いたことがないんだよね」
「へぇ~」
その時、キメラさんがルナを殴った。
「ほんとだ泣かない」
「試すな」
そんな話をしていたらマリーさんの国に着いた、壁の上には大砲が私たちを狙っていた。
「おっと、これはちょっとまずくないか?ルナ、これは私たちを敵だと誤解してるの?」
「イチカ……目の前に走れ、生き残る道はそれしかない」
私たちはマリーさんの国に向かって全力ダッシュをした。
「やっぱり狙ってきたぁぁ!!!」
「うおおおお!!!!」
そして門の前にたどり着いた。
「ひぃ……ひぃ……門が開いて行く……誰か立ってるんだけど」
門の奥に誰かが立っていた、騎士の方なのか……?
「この曲者……が?」
騎士は私たちの顔をじろじろと見た。
「あのアホの伝達ミスだったか、失礼しました。私は純潔の騎士、グラシー・マリアです」
「誰がアホなんだって?」
後ろにマリーさんが現れた、気配もなかったのにいつの間に近寄ったの!?
「マ……マリー、アホって言ってないぞ……」
「ならそこのクモキメラ、私の事をアホと言ったか!?」
「いや、そのアホはあなたの事を言っていると思ってないと思うが……」
「ならイチカ!アホっていった!?」
「言ったよ?」
「さぁ、グラシー、後でお仕置きだね」
「ひぃぃ~~」
そして私は銭湯の店主に牛を売ってる場所を聞きに行った。
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