36話 寝込みを襲う大胆な奴
私は何かの体重を感じて起き上がった、そこには昨日ルナにボコボコにされたキメラがいた。
「来ちゃった、ならぐちゅぐちゅしようねぇ」
「ねぇ、寝込みを襲うのはよくないと思うな」
「……そうだな」
その時、ドアが開いた。キラちゃんだった。
「……お姉ちゃん?」
「まさか……クレア!?」
どういうことだ……?本当の名前があったのか……?」
「この人、優しい」
「そうなのねぇ~」
「ころさないで」
「いいよぉ~?」
その時、私の顔を見てそのキメラはアホな顔をしていた。
「な……何ですってぇぇ!?!?」
「どうしたのよ……」
「どうしたんだ~イチカ~ってあの時のキメラじゃねーか!?出てけ!」
「でも殺してこいって言われてるけど……クレアちゃんのいう事だしねぇ」
「黙れこのシスコンが、ほら出ていけ!」
「ここに住んだらダメ?」
「だーめ、どっちみち敵なんだ、それに住んだとしても、いつ裏切るか分からないし」
「だめ?」
もはや妹と住みたくてしょうがないらしい。
「だめなものはダーメ、帰れ」
「きゅるーん?」
「可愛い動物になったとしてもだ~め」
するとキラことクレアちゃんはキメラの事を擁護していた。
「すまわせて、いい?」
「いいよぉ~」
「あなたが何答えてるのよ、だめー」
「なら私を数百発殴らせる権利を与えても?」
「……それなら私の事を数発殴ったら住んでもいいよ、けどイチカを殺したらダメだよ」
「ならお言葉に甘えて……」
キメラはルナの顔を殴った、鼻血が出たが、止める気配がなかった。
「鼻血が出てるが、殴ってもいいのか?」
「ああ、いいさ、気の済むまで殴れよ……」
「……いいや、やめとく、こんなことをしても気が晴れないからな」
私はルナのもとに駆け寄った。
「大丈夫なの!?」
「ああ、これぐらい……魔力の暴走で傷つけた私への、懺悔なんだ」
「でも、住まわせてもいいの?」
「いいんだ、敵意はなさそうだったし、それにあのクソ国に忠誠はあまり誓ってなさそうだし」
「にしてもルナは器が広いんだなぁ、もしかして、ひとりぼっちで寂しかったのか?」
「うるさいなぁ……」
こうしてキメラはここに住むことにした、いや寝起きの時、明らかに殺すような感じだったけどな……まぁいいだろう。
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