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{完結済み}{累計2.5万PVTHX!} 異世界に飛ばされ、そこでのんびり暮らすことにします。  作者: 猫こんた
3章 戦争の狼煙

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29話 刺客

「シャコッ……シャコッ」

「その作業気に入ったのね、イチカ」

「シャコるの楽しいんだもの、やってみる?」

私は稲をルナに渡した。

「しゃこっ……ヒョー」

どうやら脱穀が楽しくなったらしい。

「これ楽しいねぇ」

「そうだろうそうだろう……あなたたちはこれで遊んでおいてね、私はハエを駆除してくるから」

「ハエ……?」

そういえば周りから視線が感じられたけど……

「ほら、出てこい、ほらほら」

マリーさんはいつの間にか大きな鎌を手にしていた。鎌の刃の中心がくぼんでいるが……何のためにあるんだ……?

「私の隠れ蓑術、見破れるんだ、さぞ猛者なんだろう」

「ホーリーナイトの奴らか、ほら、逃げたら国同士の問題にしないからさ」

「お前、魔族の国の首か」

「ああ、そうだ、戦争にしたくなければ、帰りな」

「目的はお前じゃない、そこの脱穀してる赤服だよ!」

「シャコ?」

私に向かって手を伸ばしていた。反射的に拳を振り上げてしまった。

「フンギャロ!?」

私の鉄拳はそいつの脳天をとらえた。

「イチカ、ゴリラゴリラゴリラだったんだな」

「どうしてゴリラの学名を……」

するとルナがいらんことを言った。

「やーい、ゴリーラ」

私はルナの脳天に拳を振り下ろした。

「ゴフッ」

「イチカ!危ない!」

下に這いつくばっている奴は私の足首を握ろうとしてきた。

「イヤー!」

私は無意識で奴の顔面に蹴りをかました。

「ガッ……」

「あれ……どうして寝てるの?」

「いや脳天に拳を叩きこまれ、顔面に蹴りを受けたんだ、気絶してるんだよ、しかし、面倒だな」

マリーさんは考え事をしていた。

「面倒ってどういう事?」

「いや……このままだったらホーリーナイトとヴァンパイアブローチが戦争になるんだ。ちなみにヴァンパイアブローチは私の街の名前ね」

(そりゃ国の人を気絶させたら国際問題になるよね、ましてや殺しとかあったら……)

「一応、戦争になったらあなたたちは徴兵しないけど、戦場になるかもしれないんだよね、どうしようか……」

「ルナ、どうする?」

「どうするって何を……」

「一応、魔女とアホを呼び出してもいいけどね……住むのかな……ここに……」

「そうしてください、私の屋敷なので守ってください」

ルナが懇願していた。

「一応そいつ曲者だけど、大丈夫?屋敷木っ端みじんにされない?」

「木っ端みじんって、どういう事よ」

「魔女の方は気に入らないことがあれば木っ端みじんにするんだ」

「それでもいいです……お願いします……」

その後、触ろうとしてきた人はマリーさんが持っていき、魔女とアホの人が来ることになったらしい。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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