12話 放浪人
「じゃ、実験気をつけろよ」
「ああ、また爆発したら来てね」
爆発したら来れないじゃないか。
「さて、あの子に会いに行くか」
私は部屋に放置されているキメラに会いに行った。
「帰ってきたぞー」
「ただいま!」
私を触手が迎えてくれていた。
「ふぅ、疲れたな、久しぶりに昼寝でもするか」
私はベッドに突っ伏した、昼寝なんて、数回やった程度だな。
「おやすみ」
「おやすみぃ~」
私はキメラに抱かれながら眠った、やけに腕と足、それと太ももに感覚があるのはどうしてなんだろう。
そして私はいつの間にか起きていた。
「んー、すきすき」
「可愛いなぁ、よしよし」
キメラは私に触手を絡ませて眠っていた。
「動けない……どうしよう」
触手が絡まっていて動けない。
「ねぇ、触手解いてくれない?」
「ん……んん~?」
触手は私の太ももを這っていた。
「ひぃやん!!」
「んー?プニプニしてるー」
この子、楽しんでる。
「起きるから解いてって」
「いいよー」
そして触手はシュルシュルと私の周りから離れていった。
「ありがとう」
私は部屋の外に出た、すると玄関に誰かがいた。
「だれですかー?」
「爆発音がしたから来たけど、どこからなんだ?」
「多分裏手だと思いますよ」
「そっかー、じゃ行ってみるか」
その人は外に行った、私、気になるからついて行っちゃお。
「これか、原因」
見知らぬ人が釜を見ていた。
「うーん、すごいね、数日でこんな発展するとはね」
そして私を見てこんなことを言ってきた。
「君、転移者だね」
「そうだけど、どうかした?」
「巷で有名になってるぞ、まぁ、頑張って逃げてくれよ」
そして帰っていった、なんだったんだあいつ?
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