表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕はうまれた〜突然の脳卒中〜  作者: こうのたかよし
53/60

訪問リハビリと自分に生まれた希望

少し希望とヤル気を取り戻した僕はその日から始まる訪問リハビリの先生が来るのを楽しみにしていた。


夕方、ケアマネジャーと一緒に綺麗な女性がやってきた。


その人は訪問リハビリの理学療法士さんだった。


一通りの説明を受けてリハビリが始まった。


僕は一番の悩みだった左足の痙攣がなんとかならないかを相談した。


入院中は痙攣を抑える為に常に薬を使用していたが、副作用が強くていつもフラフラして夜中にしか飲むことが出来なかった。


この症状は富永病院で一番信頼してた理学療法士さんも何故だか理由は分からないけど、みんな悩むと言われていたので一応聞いてみようぐらいな気持ちだった。


するとその理学療法士さんはとても明確に


「河野さん一度ベッドに腰掛けてみてください。脚気の検査ってあるでしょ、ちょっと左足にしてみますね」


ほんの軽くされるだけで以前より過剰に膝が大きくピクンとなった。


「ね?これが原因なんです。みんなは痙攣するから足の裏の筋肉やと思うんですけどじつは膝の上の筋肉がしなやかで無くて伸びが不十分で起きる現象なんですよ、早速ストレッチしますね」


ベッドに左足だけを下ろして踵と太ももがくっつくぐらいまで何度もゆっくりとストレッチをしてくれた。


「おそらくこれで今日はゆっくり眠れると思います。またどうやったか教えて下さいね」


一気に希望が沸いた僕は思い切ってこれから僕は治るのか聞いてみた。


「私はいろいろな人を見てきてますし河野さんはご自分で努力されてるし若いから間違いなく治ると思いますよ」


その言葉で僕は希望に溢れた。初めてに療法士さんから聞けた(治る)という言葉はとても偉大だった。


そしてその晩恐る恐る痙攣止めの薬を飲まなかったが退院して初めて痙攣を経験せず眠ることが出来た。


その理学療法士さんへの信頼は一気に揺るがないものとなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ