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僕はうまれた〜突然の脳卒中〜  作者: こうのたかよし
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1人の時間

9月に入り同室の人が退院して新しい人が入って来た。


その人は40代ぐらいなのだがかなり非常識と言うか個性的だった。


時間を気にすること無く部屋で携帯でしゃべり食事はテレビをイヤホン無しでクチャクチャ言わせながら食べる。


僕以外の人は高次脳があったのでそこまで気にならない様子だったが僕には新たな悩みの種になった。


そして最大のストレスはなんとその人は睡眠時無呼吸症候群だった。


その為そのイビキは轟音で

ほぼ毎日徹夜状態だった。


さすがに3日目に士長に苦情を伝えてなんとかして欲しいと訴えた。


その次の日1枚の書類と共に士長が僕の部屋にやって来た。


「今から個室に河野さん移動してもらいます。でこの書類は個室になっても個室料金払わなくて良いですよって書類です。」


そして少し小さな声で


「富永でお話してくれたお礼です。」


とにこやかに言ってくれた。


早速仲の良い看護師さんが僕の荷物を持って行ってくれた。


通された部屋は一番奥にベットがあり広い洗面所

そして専用のトイレがあった。


そしてお昼の時間

(コンコン)とドアをノックする音。


担当の森さんが笑いながら昼食を持ってきてくれた。


「どうですか?居心地は?」


「ありがとうございます!最高です!」


と僕は答えた。


広々とした1人の部屋で僕は思いっきり背伸びをした。


リハビリでも部屋の話で持ち切りになった。


(ひとつの話題で1日もつってまるでサザエさんやな)


と思った。


いつもの自主トレ室はすぐ隣だ。


気の済むまで自主トレをすると誰の気兼ねもなくなったその部屋で

半年振りにイヤホンを使わず深夜までテレビを見て

好きな時間に部屋の灯りを消した。


睡眠導入剤を飲んで久しぶりに静寂の音を聴きながら眠りについた。

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