表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕はうまれた〜突然の脳卒中〜  作者: こうのたかよし
43/60

150日

今日で脳卒中になってからちょうど150日


その日の夕方に詩を書いた。


150日


脳卒中を発症してから150日

一番怖いことは不自由な身体に慣れてしまうこと


桜が満開のころ突然起こった麻痺は秋の始まりには普段になりつつある


幸か不幸か元々手先が器用で利き手じゃない右で出来ることも多くなってきた


ある程度生活に困らない自分がいる

でも動いていた左手を忘れてしまいたくはない


少しずつ本当に少しずつ指が動きだした


セラピストさんたちは被殻出血でこれだけ短期間の回復は驚異的だと言ってくれる


きっと多分本当だと思う


でも当然ながら脳卒中になったのは初めてで


これだけ長い間社会からドロップアウトしたのも初めて


セラピストさんたちは日毎の変化を発見し褒めてくれる


でも自分は24時間ずっとこの身体のまま

なかなか変化を見つけることは難しい


入院してから先の約束を沢山作るのはその日まで生きてていいと自分に言い聞かせる為


何か少しでも社会の役に立ちたい

みんなに必要とされたい


Facebookやインスタグラムに投稿して皆様からの励ましの言葉を勇気と慰めにする


自分の価値をどこかに発見してはほんの少し安堵する


少しの諦めとわずかな希望を天秤にかける


その日1日希望が勝った日にだけ熟睡できる


とても長かった150日

でも本当に一瞬だった150日


あと150日経った頃

今の自分を後悔しないように


あと150日過ぎた頃

今を笑って振り返えられるように


あと150日数えたら

今より輝く自分で在りたい


周りを照せる人になりたい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ