150日
今日で脳卒中になってからちょうど150日
その日の夕方に詩を書いた。
150日
脳卒中を発症してから150日
一番怖いことは不自由な身体に慣れてしまうこと
桜が満開のころ突然起こった麻痺は秋の始まりには普段になりつつある
幸か不幸か元々手先が器用で利き手じゃない右で出来ることも多くなってきた
ある程度生活に困らない自分がいる
でも動いていた左手を忘れてしまいたくはない
少しずつ本当に少しずつ指が動きだした
セラピストさんたちは被殻出血でこれだけ短期間の回復は驚異的だと言ってくれる
きっと多分本当だと思う
でも当然ながら脳卒中になったのは初めてで
これだけ長い間社会からドロップアウトしたのも初めて
セラピストさんたちは日毎の変化を発見し褒めてくれる
でも自分は24時間ずっとこの身体のまま
なかなか変化を見つけることは難しい
入院してから先の約束を沢山作るのはその日まで生きてていいと自分に言い聞かせる為
何か少しでも社会の役に立ちたい
みんなに必要とされたい
Facebookやインスタグラムに投稿して皆様からの励ましの言葉を勇気と慰めにする
自分の価値をどこかに発見してはほんの少し安堵する
少しの諦めとわずかな希望を天秤にかける
その日1日希望が勝った日にだけ熟睡できる
とても長かった150日
でも本当に一瞬だった150日
あと150日経った頃
今の自分を後悔しないように
あと150日過ぎた頃
今を笑って振り返えられるように
あと150日数えたら
今より輝く自分で在りたい
周りを照せる人になりたい




