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僕はうまれた〜突然の脳卒中〜  作者: こうのたかよし
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やっとつま先が!

次の日

山本先生は休みで代わりに内田先生の時間になった。


いつもの4階に着くと環境が変わっていることに気がついた。


今までは通り過ぎるだけだった沢山のセラピストさん達が挨拶をしてくれた。


口々に昨日の感想などを伝えに来てくれる人も少なくなかった。


内田先生もしばらくは昨日の感想を言ってくれた。


その中で


「昨日の河野さんの話聞いて僕いろいろ迷う事もあったんですけど理学療法士になって良かったと思えました。ありがとうございました。」


爽やかに挨拶をしてくれると


「さ!今日は徹底的に足しますよ!」


と元気に声を張り上げた。


内田先生の足のトレーニングは毎回いろいろなアプローチから着手してくれてリハビリに飽きがない。


ひとしきりストレッチをした後


「今日は歩行訓練時にアイビスを付けてみようかと思います。」


そう告げると僕の左足を捲り上げ電気を付け始めた。


とても違和感が高かったが次第に足の持ち上げる時にリンクして電気が働き足上げがスムーズにスピーディーになってきた。


これはもしや?と思い周りの目をひいてるのも忘れて歩くことに没頭した。


「これで一回アイビス外すんで普通に歩いてみて下さい。つま先の反応が違うはずです。」


半信半疑ながら歩るいてみると後ろから歓声があがった。


「河野さん!つま先上がってますよ!」


内田先生が目を輝かせて喜ぶ。


僕もそれがまぐれで無い様にと繰り返し歩く。


まだ多少だがつま先は歩く度に上がり続けていた。


(やっとここまで来れた)


内心はとても嬉しかった。


でも内田先生にはふざけて


「ありがとうございます!山本先生には内田先生の時につま先上がったからもう山本先生いいですわって言うときますわ」


焦りながら内田先生が返す


「や、やめて下さい…不幸な事しか起こらないんで」


そう内田先生の最も尊敬する人は山本先生だった。

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