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僕はうまれた〜突然の脳卒中〜  作者: こうのたかよし
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新たな試み

発症して3ヶ月が過ぎた。


1週間に1度と決めた試験外泊の日は日に日に汗ばむ陽気になってきている。


だが院内は常に空調が管理されおそらく今までで一番快適な夏になるだろうと予感された。


3ヶ月を期に新しい試みを始めた。


その日までずっと右手で食べていたご飯をなんとか左手で食べる事が出来ないかと模索した。


現実的な問題お箸はまず持てない。


スプーンやフォークは細すぎて握ることさえ不可能だ。


けいこさんと考えた結果100均でテーピング用テープを買ってスプーンの柄にグルグル巻きに握れる範囲まで太くしてもらった。


ただおかずはこぼすと汚れるのでおかずだけを先に食べて落としても拾えるご飯だけで練習することにした。


でも最後にご飯だけになると味がしないので売店でふりかけを買った。




ふりかけ選びにワクワクしたのは小学生以来だった。


トライ初日の朝食


少しすくおうと意識するだけで肘と手首に緊張が走り腕全体が固まった。


あまりにイライラしてしまい結局挫折した。


昼食はテレビを観ながらリラックスさせた状態で始めた。


いつもなら10分と掛からず食べ終える僕だったがその日はさすがに40分掛かった。


軽くジョギングをしたぐらいの疲れを体に感じた。


左手を動かしたと言うよりは右手でお茶碗を左手の位置に合うように持っていった感じだった。


だがしないよりマシだ。


なんとか継続させようと誓った。


その日の午後

Facebookからメッセンジャーが入った。


久しぶりに連絡が来たその人は最近脳外科医と結婚されたお店のお客様からだった。


(お久しぶりです。リハビリ順調ですか?いつもFacebook拝見しています。実は主人が定期的に講演会を開いているのですが、今度ゲストでいらしてもらえませんか?)


僕は意識がはっきりしてからFacebookに経過報告や脳卒中にならない為にといろいろな記事を書いてきた。


それを発表して欲しいと言うのだ。


数カ月振りに人から(必要)とされている事がとても嬉しかった。


僕はすぐに是非との返信をしその日のうちに日付と段取りが決まった。

7月31日約1ヶ月後その日を目指してよりリハビリに気持ちが入った。


それまでに少しでも良くなっててやると決意した。


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