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僕はうまれた〜突然の脳卒中〜  作者: こうのたかよし
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装具への抵抗

毎日毎日手すりに掴まりながら廊下を歩く僕に山本先生は


「河野さん1度装具を着けてみませんか?装具は足の動くのを補助してくれてとても歩き易くなるんですよ」


優しく説くように説明してくれた。


その時僕のつま先は全く反応していなかった。


それを上げる助けをしてくれる装具

でもそれに頼ってしまって慣れてしまうと脳がつま先を上げなくても歩けると勘違いして二度と反応しなくなるんじゃ無いかと心配になった。


何事も理論的に考えて分析する悪い癖が出てしまった。


早速夕食前に山本先生にこう言う考えで装具は着けたくありませんと伝えた。


山本さんはかなり困った様に


「わかりました。リハビリ医の先生も付けた方がいいと言っているので一度だけ試してもらえませんか?」


と少しお願いする様に言われた。


僕はとても尊敬する山本先生の頼みならと次の1日だけ着ける約束をした。


次の朝装具をピッタリと着けると靴に山本先生と2人で四苦八苦して装着した足をねじ込む。


新品の靴が拡がるのが気になった。


そのまま一緒に手を添えられて歩く。


確かに歩き易い。


姿勢が良くなるのか背も高くなった気がした。


「どうですか?歩き易くないですか?」


落ち着いた口調で問われる。


それは少し懇願にも近かった。


「はい確かに歩き易いです。でもロボットみたいになってしまってこのまま癖がつかないか心配です。やっぱり僕は装具無しでいきます!」


「その代わりもっと歩けるように自主トレするので今の僕に一番合った訓練教えて下さい」


とお願いした。


諦めたようなさっぱりした表情の山本先生は


「わかりました。装具の代わりになる筋肉を鍛える必要があります。今の河野さんはおしりを鍛えながらつま先の上の筋肉を意識しつつする背伸びの運動が一番です」


そう教えられると早速その日の昼食終わりから廊下の窓の前に行き足を揃えて回数を決めて背伸びの運動を始めた。


50回✕3セット!それを朝昼晩


絶対に自分自身で手すりを使わず歩けるようになってやると強く強く心に誓った。

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