犯人の取り調べ―17・なんとも言えない○○
誰も触りたくないそんな状況でやってやる
ぜってものがあらわれた。
素手にラップは用意されていた。
後は包むだけだ。
だが誰もやりたくない。
大狼が言った。
「なんだ誰もやらないのかなら私がやって
やる」
小鹿は思った。
そんな事をしたら大狼さんが魚臭くなって
しまう。
これは絶対やめさせないとだがいったい。
「大丈夫ですよ。優しい白石さんが大狼さ
んの代わりにやってくれますよね。白石さ
ん」
言葉ではこうだが本当の意味は何大狼さん
にやらせてるんですか白石おまえがやれよ。
「何やってくれるのか白石私の為に」
「ドキン」「ドキン」
「そうですよね白石さん」
「ああそうだな俺がやるよ」
小鹿には逆らえない白石だった。
「なんだと本当か」
「キュン」
「じゃあた頼むぞ白石」
大狼の白石のラブ度が上がった。
実はマックスなのだが予備の分も瞬間的だ
が上がった。
「中亀サバだ」
ラップにしっかり巻いてサバを渡す白石。
だが中亀の様子がおかしい。
それを持っていた袋に入れてもらった。
「あありがとうございます」
なんかホホが赤い。
「え」
小鹿は思った。
何が起こってるの。
中亀さんの様子がおかしい。
絶対変だ。
だがそのまま中亀は行ってしまった。
みんなの心がざわざわした。
神は思った。
いったい何が起こってるんだ。
だがさすがにそれは口に出さなかった。
大狼も驚いていた。
中亀おまえそんなにサバが好きだったのか?
でもそれは食べられないんだぞ。
いいのかわかってるのか。
どこかずれていた。
いやいつも通りかもしれない。
なら大丈夫だ。
だが中亀の本心は違った。
中亀は失敗したのだ。
魚をつかんだ手でラップに包んでもらって
もラップに魚の臭いが移るだけだ。
だから持っていた袋にとっさに入れてもら
ったのだ。
この袋がなかったらどうなってたか恐ろし
い。
失敗したのが恥ずかしかったのだ。
本来は魚の上からラップをかぶせて魚にさ
わらずに包む必要があったが時すでに遅し
だった。
つまりこれなら誰がやってもよかったのだ。
それほど魚の臭いがやばいのだ。
完全に中亀は指示するのを忘れていた。
白石は完全に魚の臭いに感染していた。
だが中亀が失敗した事に誰も気がついてな
かった。
実はまだ危険は去ってなかった。
サバが置いてあった場所だ。
だがこの事はサバが無くなった事でみんな
頭から忘れられていた。
誰かが知らずに触れば臭いに感染するのに。
カラスは鳥籠に入れたが問題がある。
カラスを保護する場合は役所の許可がいる
のだ。
しかもこれはどうすればいいのか誰もわか
らなかった。
ずっと飼育するわけにもいかない。
この後神はおじさんにこの事を報告した。
それから1時間後。
連絡が来た。
驚くべきは20年前に事件があった。
子供の誘拐の未遂だ。
その時に3人の男二人に女一人がカラスと
さけとネコだったそうだ。
そう言ってたらしい。
しかも取り調べ中に死んだらしい。
その後死体が消えてしまったらしい。
あまりにも似てるのでびっくりだった。
これでさばならだがさけでも似てると神は
思った。
結局ネコはこの場所にいるのか逃げたのか
わからなかった。
残ったのはカラスとサバだけ。
なんとも言えない結末だった。




