犯人の取り調べ―7・何何何
羊田は思った。
さてこれからどうしよう。
とりあえず時系列で説明するか。
「私達が考えてるのは妖精がやってきて感
覚を狂わされて水と思って酒を飲まされた
これであってるかしら」
「ああそうねなんか妖精を見てるとよだれ
がでてきて水が欲しくなったのよね」
「えよだれって」
「そうよだーってたれながしよ」
「そそれはさすがに喉がかわくわね」
「そう思うでしょ。でも違うの」
「なんだって」
「そんなよだれが出るわけないじゃない。
何考えてんのよ大丈夫」
「あんたいい度胸してるわね」
「え胸がでかい。そうよでかいわよ羨まし
い」
「何」
「まああんたもそこそこあるんだから怒ら
ない怒らない。そこそこだけどね」
「何」
「プッ」
「ハッ」
笑った警官を見た瞬間目をそらした。
羊田は思った。
又笑われた。
このやろうさすがにこの話題で笑われるの
は許せない。
あるのはあるんだから。
平均以上はあるんだから。
こんな化け物と比べられたらたまったもん
じゃない。
私は警官を睨みつけた。
警官を下を向いた。
まて私はいったい何をやってるんだ。
冷静にならないと。
「それで水は飲んだのね」
「そうよ水を飲んだのよ。それで寝ちゃっ
たのね」
「体が熱くなって脱いだとか?」
「ええさすがにそれなら下着は残るでしょ」
「確かにそうね」
「でしょじゃあ聞く必要ないんじゃない」
「そう・・・・・・じゃないこれ確認だか
ら」
「はいはい確認ね」
「まあいいわ。実はあの場所で銃が撃たれ
たんだけど知ってる」
「え何それここは日本なんだけど」
「そそんな事私も知ってるわよ間違いなく
ここは日本よ」
「そうよね安心したわ」
「そうねってそんな話じゃないでしょ」
「ああ私達は知らないから。だいたい銃な
んてみつかったの」
「どこにもなかったわ」
「ああそうだわ」
「どうしたの」
「たぶんアメリカから来た妖精で銃を持ち
込んで使ったとか」
「妖精が銃を撃ったって言うのそんなに大
きかったの」
「んん小さかったけど両手におさまるぐら
いかしら」
「そんなんで銃が撃てると思う」
「え知らないわよ。私妖精じゃないし知り
合いに妖精なんていないし」
羊田は思った。
確かに妖精が銃を撃ったって事は考えなか
った。
いや子供の話ではそんな話はなかった。
まさか子供が隠してる。
まあ妖精が銃を使ったら驚くだろうけど。
いやいや犯人を酒飲んで眠らせる妖精が銃
を使うってどんな状況なの。
やっぱり考えにくい。
あの女銃の事はどうやら知らないようね。
うまくごまかしたつもりみたいだけどちょ
っと様子がおかしかったし。
でもあれは驚いた感じじゃなかった。
じゃあどういう反応なの。
「じゃあなんで子供を誘拐したの」
「それは子供がいたから」
「何」
羊田は思った。
これってどうして山に登るんですかそこに
山があるかってやつ。
間違いない舐められてる。
でもこの余裕って何かしら。




