第四十八章 だが化け物は仲良くしない
脱字があったので修正しました。
男は言った。
何もいない場所を見て。
「おいいるんだろ。おいでべそいるんだろ
う。」
?は言った。
「違うちゃんと言え。」
男は言った。
嫌そうに。
「おおおまえの母ちゃんでべそこれでいい
のか。」
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「なんだやればできるじゃないか。いるぞ
ハハハハ。」
男は言った。
「ばかにするな。」
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「違う俺と会話する時は最初に言え。」
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、ばかにするな。」
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「なら手を抜かずに言え。俺達には重要な
事だ。わかるな。」
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、かってに名前
を変えただけだろう。でべそに変えたらど
うだ。その方が呼びやすい。」
でべそでいいだろう。
理解できん。
だからと言って。
でべそが理解できるわけではないが。
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「断る。俺は新しい名前を探していた。ず
っと探していた。本当に長い間探していた。
するとこれを言われた人間が非常に怒りを
覚えるのがわかり俺は宝石を見つけたよう
に喜んだ。わかるかその時の俺の気持ちが。
何十年も何十年も探してたんだ。そしてや
っと見つけたんだ。わかるかその時の俺の
気持ちが。」
わからない。
何十年も。
あれを。
あれをだぞ。
わかるわけがない。
子供が言うやつだぞ。
子供の低レベルのやりとりだ。
わかりたくもない。
大人なら絶対に言わない。
言わない。
言わない。
言わない。
言わない。
言わない。
たぶん。
たぶん。
たぶんそうだ。
だいたいこいつら悪魔のこういう所が理解
できない。
何故名前にこだわるんだ。
たしかに変な名前なら嫌だが。
変な名前をわざわざつけたがる事が理解で
きない。
これでは変態ではないか。
変態か便利な言葉だ。
んんだがこれは違う。
何かが違う。
これはそういう言葉ではおさまらない。
変態を見た事がある俺にはわかる。
これはやはり何かが違う。
あいつらとはやはり別物だ。
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、俺には悪魔の
価値観はわからないぞ。」
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「んんまあ人間にはこの名前の素晴らしさ
はわからんか。所詮は人間か。」
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、人間だ人間。
しっかり人間だ。俺に悪魔の事を理解させ
ようとするな。」
しまった。
むきになってまった。
何をやってるんだ私は。
後悔。
この何とも言えない感覚は。
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「んんはあーーーーーーーーーーーーーー。」
男を残念そうに見て溜息をつくおまえの母
ちゃんでべそ。
俺を残念そうに見るのはやめろ。
そんな目で見るのはやめろ。
やめろ。
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、なんだその溜
息は。」
しまった。
また本音が。
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「いやなんでもない。それより話があった
んじゃないのか。」
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、そそうだそう
だった。メアリーだが大丈夫なんだな。」
こんな大事な事を忘れるとは。
おまえの母ちゃんでべそは言った。
「ああ大丈夫だ。だがあれは敵に回すなよ
。やっかいだ。」
男は言った。
「おまえの母ちゃんでべそ、ああわかって
る。」
メアリーに自分がどういう状況か教える為
に相手に捕まえさせたが。
結果は大成功だ。
車の送り迎えの問題も解決した。
やはり無理があるのだ。
メアリーには嫌われたくないしな。
いい顔も見せないといけない。
父親も大変だ。
それにやつらにこちらの手を見せずにすん
だ。
これはできすぎだ。
まさかこれほど上手くいくとは。
やつから今回のメアリーを助けたものを調
べるのはやめろと言われてる。
わかってる。
利用できるものは利用するのが私の流儀だ。
しかもあちらも相当な化け物みたいだしな。
こちらがかかわるのは危険だ。
近づけば相手が気がつく可能性がある。
おたがい化け物どうし仲良くなろうじゃな
いか。
理想か。
だが化け物は仲良くしない。
決してそれが化け物だ。
何者かわからないがメアリーの事は頼んだ
ぞ。
それにしても私がメアリーに教えた欲しい
物には躊躇するなって教えを守って。
空気が読めずそのクラスの人気の男の子に
近づいてクラスのボスの女子を怒らせてメ
アリーは孤立した。
これはここまではある意味私の狙い通りだ
った。
そうここまではよかった。
後は谷底からはいあがってくるのを待つだ
けだった。
メアリーならできる。
全ての恨みをエネルギーにかえて。
立ち上がる。
復活する。
私だってそうだ父にそうやって鍛えられた。
だがその後が違う。
すっかりダメになったのだ。
まさかここまで打たれ弱いとは。
これが私の娘なのか。
まさか娘じゃないのか。
調べる必要があるのか。
どうしたものかと思っていたが。
なんと帰ってきたら変わっていた。
死んだような目をしていたのに。
目に光が戻っていた。
しかも強さを持った光だ。
妖精か何かわからないが感謝をしよう。
その為に金がかかるなら必要経費みたいな
ものだ。
金でなんとかなるなんてすばらしい。
おまえの母ちゃんでべそは思った。
こいつずいぶんとむきになったな。
だからこの名前はすばらしいんだ。
俺にごちそうしてくれるからな。
人間は。
これは人間にはわからないだろうな。
笑いが止まらん。
笑いをこらえるのはきついが。
美味しい思いをするなら。
溜息ぐらいやらないとな。
そうだ。
そうだぞ。
努力はしないとな。
んん。
なんだ。
なんだ。
なんだ。
これでは人間じゃないか。
ふん笑っちゃうね。
そういえばこんな言葉があったな。
これはどういう意味だったか。
人間の言葉は難しい。
これも面白そうだが。
やはり一番は。
おまえの母ちゃんでべそだな。
やはりこれよりすごいやつはない。
聞いたものの怒りを発動させる。
まさにスイッチだ。
この言葉を出すだけで周りが反応する魔法
の言葉だ。
やはりこれが一番だ。




