第四十三章 情報操作
伝「遅かったですね、馬田さん、牛田さん」
すると。
馬田「実はな、うまうまうまうまうま」
牛田「きいてくれよ、うしうしうしうしうし」
すると。
馬田「神、おまえ、また俺らのことで変な事、考えてるだろう」
牛田「おまえ、わかりやすいからな、わかるんだぞ、何考えてるんだ」
神は絶望した。
やはり、馬がついても、うまうま、牛がついても、うしうしと言ってくれる人はいないのだ。
なんてつまらない世の中なんだ。
世の中のバカヤロウ。
夕日に向かって駆け出したい気分だった。
所詮そんな事は、アニメの中の世界なのだ。
神は死んだ。
馬田「俺は思うんだが、あいつはいつも俺達を見て、一体何を考えてるんだ」
牛田「俺もさっぱりわからないんだが、喜んだり残念そうな顔したり」
伝「俺に聞かないでくださいよ、俺にもわからないんですよ、酔っぱらった時に変な事言ってるんですけど、たぶんそれかと」
馬田「何て言ってるんだ、教えてくれ」
伝「それが、神は死んだとか」
牛田「神って、あいつだろう、生きてるよな」
伝「俺に、聞かないでください、俺もわからないんですよ」
馬田「伝、あいつ又、おかしくなってるぞ」
牛田「なんでだろうな」
伝「俺に聞かないでくださいよ」
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は笑った。
神は妄想していた。
そして、思った、いったい自分は何を考えてるのかと。
やれやれだ。
伝「おそかったですね馬田刑事に、牛田刑事」
馬田「ああ、遅くなった、色々あってな」
牛田「今大変な事になってるんだぞ」
伝「もしかして、妖精ですか、それとも裸族ですか」
馬田「どっちもだよ、どっちも、妖精って、俺達はなんとか警備隊じゃないんだぞ」
牛田「犯人は酔って、話もまともに、できないしな、それに裸族って、まともに会話できるのか、裸族ってどうやって会話すればいいんだ」
伝「なんとか警備隊って、妖精は怪獣じゃありませんよ、会話できるかって、わかりませんよ俺にも、会話の仕方聞かれても、無茶言わないでください」
馬田「同じだよ、同じ、管轄外って点では、それに、銃撃があったって、もうどんだけって言いたくなるぞ」
牛田「しかも子供の親は裏では、知られてる男だしな報復の話も出てるしな」
伝「たしかにそうですね、報復ですか、これはまた」
馬田「子供と会話するのは疲れるぞ」
伝「やっぱり、きつく言うと泣きそうになるからですか」
わかりますよ馬田さん俺も怖がられた事がありましたよ。
あの時は大変だった、おかしとか。
牛田「それがな、妖精の話でいきおいがついて、止まらないんだ」
伝「そ、それも、困りましたね」
伝は思った。
まさか、そんな事が。
妖精の話、この二人はどんな顔で聞いてたんだろう。
画像や動画を見せられた時は、どれだけ衝撃を受けたか。
よく見ると元気ない、だから疲れてるのか。
刑事も人手が足りないからな。
馬田「伝、おまえら実動部隊は、現場の作業が終われば、これで終わりだろうけど、こっちはこれからなんだぞ、現場も来ないといけないしな」
伝「そ、そうですね」
牛田「とりあえず、分かった情報をくれ、情報は生がいいからな」
伝は、今までわかった情報を話た。
馬田と牛田は伝を信頼している。
何か補足があれば中亀が口を出すが。
今回はそれはなかった。
馬田「おいおい、幽霊、妖怪、かんべんしてくれ」
牛田「信じられない話だ、どっから手をつけていいのか誰か教えてくれ」
ゴンさんがきた。
ゴンさん「おう、おまえら、やっと登場か、なんだ、なんだ、いい身分だな重役出勤か」
馬田「ゴンさん、かんべんしてくださいよ」
牛田「こっちも大変なんですよ」
ゴンさん「あははは、冗談だ、冗談、それより、おかしな事がわかったぞ、おまえら、いいところに来たな」
馬田「おかしな事、何がわかったんですか」
ゴンさん「それがな、この部屋のどこにも指紋がねえんだ、なんでだろうな」
そう言ってゴンさんはニタって笑った。
馬田「指紋が無い、別におかしくないと思いますが」
牛田「用心深いやつなら、手袋しますよね」
ゴンさん「まあ普通はそう考えるんだがな、伝おまえはどうだ」
ゴンさんは伝に、聞いた。
伝「たしかに、おかしいですね、手袋なんかしてなかったのに」
馬田は驚いた。
馬田「何、そうなのか」
牛田「いや、そうだ、してなかったぞ、してなかった、してたら、違和感がある、あの姿は」
ゴンさん「伝おまえ、服の場所で、手袋を見なかったか」
伝「いや、何かあると思って、そのままにしてます、あまりいじりたくなかったので」
ゴンさん「俺の考えなんだが、もし手袋があったら」
ゴンさんが意味ありげに言った。
馬田「あったら」
牛田「ってまさか」
ゴンさん「そうだ、あいつらは裸族じゃないかもしれないぞ」
伝「やはり、そうなりますか」
馬田「あいつらは、裸族じゃないのか」
牛田「裸族じゃないなら、あいつらは、なんなんだ、なんなんだ、いったい」
伝は思ってる事を言った。
伝「偽裸族」
ゴンさん「偽裸族、偽裸族か、こいつはいいな、なあおまえら」
神は思った。
偽裸族また新しい言葉が。
これは、裸族ってつくから裸族って事なのか。
ギリギリセーフか。
ならまだ、望が。
なんて、われながら、ばかな事を。
結局は裸族はいないって言われたのだ。
神は思った。
なんだと。
そんな、それは、あってはいけない事だ、そんなのは知らない、知りたくもない。
神は死んだ、本当に死んだのだ。
神はフリーズしていた。
なんてやってられないよな。
神は冷静だった。
もう妄想は止めだ。
インパクトが強すぎて、気づかなかった。
だが、これは、なんだ、やりかたが幼稚だ。
誰か言ってたな、子供が、からんでるって。
それとも、これも妖精がやったのか。
子供みたいな妖精か。
神の分析が始まっていた。
中亀も思っていた。
あれを、見た時に、違和感がないのが、違和感に感じられないとは、私もまだまだ未熟ですね。
たしかにあれは、普通ですが、そうなると、違和感だらけですし。
ただ、やったものは、指紋の事までは考えてなかったんですね。
子供、まさかこれを、子供が。
さすがに考えにくいですね。
妖精がやった、どうなんでしょうか。
それとも単なるまぬけでしょうか。
それとも子供のような妖精。
まあ、物語では、そんな妖精が多いですが。
小鹿は思った。
面白い事を、考えますね、でも私を騙すとは。
この借りは・・・返したいですね。
一瞬だが、小鹿の顔は変わっていた。
それは、普段見せる顔とは別物だった。
だが一瞬なので、それに気づいた者は誰もいなかった。
白石は思った。
いい物も見たが、変な物も見せられた。
どう評価するべきか。
大狼は考えていた。
馬田さんと牛田さんが来た、そろそろサングラスをかけるべきか。
距離は、とっているが。
結構気をつかうのだ。
伝は考えた。
裸族は、自然に発生するものだ。
なら、偽裸族は、これは、人為的に作られたものだ。
何の為に。
だが今は、行かないと。
あの場所へ。
伝は、走った。
走って。
走って。
その場所についた。
そして、見つけた。
あった、手袋だ。
一つ、二つ、三つ。
3人分ある。
伝「これで、まちがいないあの裸族は偽裸族だ、フェイクだ、情報操作された」
伝は思った、いったい何の為にこんな事を、操作をややこしくする為か。
だが、思って、分かった事がある、これは俺達警察とは、あいいれないものがやったのだ。
警察のチームワークにより謎が一つ解けた。
だが多くの謎はまだ残ったままだ。
頑張れ警察、だが、今回ばかりは相手が悪い。
何故なら、妖精でなく、悪魔がからんでるからだ。




