第四十二章 工場の中でそれはないですよ
伝は思った。
いよいよ奥を、探索だ。
ヘルメットが配られる。
これは、特殊なものだ。
後背中に酸素ボンベだ。
中亀の説明が始まる。
中亀「ヘルメットは特殊な物を使ってます、衝撃にも耐えられるように、ただ、過信は禁物です、そして、ボタンにより後ろの酸素ボンベで呼吸ができます、しっかり接続してください」
伝は思った。
これは、空気がどうなってるかわからないからだ。
バイザーをしめれば、スイッチにより、呼吸ができる。
中亀「視界が悪くなった場合は、上部のライトを点灯させてください強力なやつです、但し、バッテリーにも注意してください、後、レーザー無線が使えますので、指向性が高いので、相手の方を向けば大丈夫です」
伝は思った。
何があるかわからないからな、通常の会話もできない場合も考えてだ。
お互いに会話ができないのは危険だ。
空気の状態で、どうなるかわからない。
中亀「後は、大狼さんには、シールドを持ってもらいますので、何かあれば、そちらに集まってください」
伝は思った。
あのシールドは耐久力がかなりある。
だが、大狼専用だ。
最悪、守ってもらいながら、後退するしかない。
何があるか、わからないのだ。
これだけの装備がないと、危険で奥には、いけない、奥には、窓がなさそうだからだ。
中亀によると更に特殊装備が有るみたいだが。
そんなのは、最後の手段だ。
この状況だ、どんなやつが出るかもわからない。
だが、それとあの裸族の関係が。
やはり、よくわからない。
何もなかったら、ただのアホみたいだが、何かあって、誰か死んだらしゃれにならない。
そう人死ぬ時は、簡単に死ぬのだ。
俺、この事件が解決したら、結婚するんだって、言った、やつが、撃たれて死んだ。
それも運が悪い、跳弾だ。
犯人が、あやまって撃った場所からのやつだ。
気をつけないと。
神は思った。
もしかしたら、妖怪に会えるかもしれない。
少しドキドキしていた。
会ったらなんて言おう。
今日もいい天気ですねって言えばいいか。
それとも、私人間、あなた妖怪、友達、友達って言えばいいか。
神はおもしろくなっていた。
もっとおもしろくなれ。
誰かの願いが聞こえた。
伝は思った。
メンバーは、自分と、白石、神、大狼、中亀、小鹿だ、志田は留守番だ。
ゴンさんでは対応できない時の為にだ。
まだまだ、あそこで何か出るかもしれない、血痕でも出たら話が変わってくる。
鑑識も大変だ。
すみからすみまで調べてる。
中亀「バイザーを閉じると、方位と、それぞれの位置がレーダーにでて表示されます、ただ人食いハウスみたいになっては、どうにもなりませんが」
神は思った。
人食いハウスだと。
だがそれより先に、動いた者がいた。
小鹿「人食いハウスって、確か入った人がいなくなる家ですよね、世界の不思議的で有名な話ですよ」
中亀「そう、その人食いハウスです、そこにいると、人がいなくなるって言われた家です」
すると神が我慢できずに。
神「たしか、友人何人かと一緒にいた男が、偶然見つけた、家に入る、そこは、見た事もない、装飾がされた家で、友人達は、見とれていたが、なぜか気分が悪くなった男は、外で休んでいたら、その後、見にいったら、友人がいなくなっていたって話だ」
小鹿「そうです、警察がきて調べましたが、どこにも見つからない、それどころか、警察官もいなくなり」
神「そして、危険とわかり、最後は無線を持たせて、ワイヤーで体をくくった人をいかせて、報告させるが、無線で壁が急におかしくなって、ここどこだ俺はどこにいるんだ、何が起こってるんだって、そんな話をしてると、無線が切れて、あわてて、ワイヤー引っ張ったら」
小鹿「ワイヤーがバッサリ切断されてたってやつですよね」
中亀「そうです、異次元につながっていただとか、宇宙人の人間捕獲の為の罠とか言われたやつです」
伝「そんな事があるのか」
中亀「最近もテレビでやってましたよ、しってる場所を歩いていたと思ったのに、知らない場所を歩いていて、当時その人、SNSでつながっていて、ネットで話題になったらしいです、なんと、時間が違うんですよ、その人の時間とネットで見てる人の時間が、よくわからない者においかけられたりとか」
小鹿「私もそれ見ましたよ、そんな事があるんだって、異次元でしょうか」
神「俺も見た、自分が経験したらと思うとぞっとした、ただ、そういう入口が有るって言うは、色々と話が他もあるみたいだ、人がいなくなる話も」
だが、ここで、あるもの一言で状況が変わる。
大狼「だが、いかねばなるまい、我々は警察官だ、そうだろう」
伝「そうだ、いかなくてはな、だが油断をするな、では行くぞ」
そして。
神「そうやって、警察官達は前進しだした、途中で、風が吹き、雨が降り、雷がなり、嵐になっても、警察官達は前進したのだ」
小鹿「あの、気分を出したいのは、わかります、本当にわかりますが、さすがに、工場の中で、それはないですよ」
中亀「嵐こいです、変なのもっとこいです、ウヘヘヘヘ」
白石「変なのは、ちょっとな、かわいいのがいいな、かわいいのが」
大狼「かわいいの、何を、言う、ここにいるじゃないか」
白石と大狼以外のみんな「エーーーーーーー」
大狼「ああ、冗談だ、冗談」
白石と大狼以外のみんな「エーーーーーーー」
小鹿は思った。
まさか冗談を言うなんて。
そんな事は一生言わないと思ってたんですが。
どうして、どうして、録音してなかったんでしょう私は。
ああ、この世の終わりか思う程。
小鹿は落ち込んだ。
だが復活した。
一度ある事は二度あると言うじゃないですか。
さすが小鹿だ。
メンタルの自動修復機能もあるみたいだ。
大狼がどうしてこんな反応をしたか。
これは白石がいるから、大狼に、白石補正がかっていた。
後デートができると、機嫌がよかったのかもしれない。
驚いたが、今は。
神と中亀は、それらを、冷静に分析していた。
白石だけは、驚かなかった。
大狼の事は、昔から知ってるからだ。
警察官達は、ばかな事をやっていたが。
部屋を、見つけた。
そう、そんなに距離は離れていない。
ただ、警戒して進んだから、時間がかかった。
そこは、金属のドアで開けるとすごい音がした。
「ギイーーーーーーーーーーーーーーー」
これは、かなり大きい、音が出ると、たぶん犯人達がいた場所にまで聞こえる大きさだ。
たぶんここが子供の言っていた、場所だろう。
箱があった、一つの箱には、菓子パンが、もう一つは飲み物だな。
箱の大きさのわりに、中の物が少ない。
減っているみたいだが、たぶん子供が持っていったのだろう。
さらに奥に、トイレがあった。
そして、更に奥に行くと、部屋があった、そこに、服が置いてあった。
たぶん犯人の物だろう。
女性の下着もある。
ここも調べてるもらう必要があるのか。
犯人達の場所から結構離れていた。
伝は考えていた。
奥に行ったが、部屋はあったが、特に何もなかった。
結局死体もでなかった。
隠す場所もない。
犯人の服はあったが、結構離れた場所だ、これは、本当に裸族なのか。
裸族と考えてると、変な考えが浮かんだ。
あの中の誰かが、妖精を呼び出した。
だが妖精は呼び出したのが、裸族なので、警戒して、悪人とわかると、子供を助ける事にした。
そりゃ、そうだろう、いくら妖精でも裸族だぞ、呼び出されたのが裸族なら、警戒するに決まってる。
そうなると、疑うだろう、こいつら大丈夫かって。
無理がある。
そもそも、悪魔じゃない、妖精を呼び出す事はできるのか。
だが、考えるのを、止めた。
まだ、危険が去ったわけではない。
そうやって進むと、ドアがあった。
ここで、終わりみたいだが。
どっかのゾンビのゲームは、外に出られると思って喜んでドアを開けたら、まだまだ続きあったり。
ドアがあったが、中から閉められていた。
開けて、調べたが、外からあけられるものではないので、又元の場所に戻る事にした。
工場の裏に出る為だけの物だった。
そうやって、みんなで、ゴンさんの所に戻る事に。
帰りはみんな普通だ。
すぐに戻ってこれた。
そして、そこには。
やっときた人達がいた。




