第三十八章 賢い子供
ゴンさんは喋りだした。
ゴンさん「その子供は、動画は動画でも、この工場と妖精と自分が映っている動画を持っていたんだ」
小鹿「賢い」
小鹿はつぶやいた。
だが、周りには、聞こえなかったみたいだ。
危ない、危ない。
目立つのはよくない。
伝「それは」
ゴンさん「ああ、最初に子供を見つけた場所ってもうわかってる確認した、これにより、合成とは言えなくなった」
伝「そうですね、だがまだありますよね」
ゴンさん「ああ、実はな、妖精と子供が映ってる、動画もあったんだ」
伝「動画ですか」
この中でゴンさん以外が思った。
その動画が見たい。
ゴンさん「工場をバックに子供の周りを飛び回る妖精の動画だ短いが、警察は大変な事になった、すぐさま化学班が分析に入ったが、さらに面倒な事がな」
伝「面倒な事なんですか」
ゴンさん「その子は、今スマホが無いみたいなんだが、ネット上のフリーメールから違う場所に、画像と動画を、送っていたんだ、たぶん送る為に動画も短くしてるんだな」
小鹿は思った。
なんて賢い子だ。
伝「とういう事は」
ゴンさん「お手上げだよ、最悪子供がついた嘘とか、言えなくなってしまったんだ、小学一年生と思って甘くみてたと言うか、まあ、それを、すれば、本当に最低だが、警察は追い込まれたんだ」
小鹿は思った。
それって、最悪じゃないですか。
やらなくてよかったですよ。
そんな事をすれば、その子も私と同じめに。
小鹿は拳を、ギュッと握った。
伝は気がついた。
ゴンさんの顔を見て。
これとは違う、まだ何か有る事に。
伝「まだありますよね」
ゴンさん「わかるのか」
伝「はい」
ゴンさん「実はな、ここからが、不思議な話なんだが」
みんな緊張した。
不思議な話、何があるんだと。
ゴンさん「妖精の名前がベルマークだったんだ」
みんな静まりかえった。
伝「ゴンさん」
ゴンさん「伝おまえのいいたい事はわかる、たぶんここにいるやつがみんなおまえと同じ考えだ」
みんな伝と同じ顔をしていた。
ゴンさん「ベルマークって言うのは、森での約束って、お話に出てくる妖精だ」
伝「森での約束」
ゴンさん「この話は、簡単に説明すると妖精の約束を破って、妖精の森で、果実を食べた人間は、怪物になり村で暴れるって話だ、怪物はあまり動かないし、倒すのに犠牲が出るので放置される事になる」
神「放置されるんですか」
ゴンさん「ああ、一匹倒すのに沢山の人間が犠牲になるなら、放置するだろう、だが、その怪物を倒せる者があらわれる」
小鹿「勇者ですか」
ゴンさん「まあ、そんなもんだ、女剣士だが、そいつが使った剣がベルマークなんだ」
神「剣なのに妖精なんですか」
ゴンさん「まあ、それが、普通の反応だ、変わった事を、考えるやつもいると思ったろうが、そういう事だ」
神は思った。
もともと妖怪もつくも神と言って、100年たった古道具が妖怪になったって話がある。
剣が妖精似てる気もした。
ますます妖精が妖怪に思えた。
ゴンさん「その剣士は、怪物を退治するが、この後が重要でな、別の場所に退治に言ってるあいだ、その怪物から、あの怪物になる果実のなる木が生えてくるって話だ」
小鹿「それって」
ゴンさん「そうだ、人の場所が放っておくと、妖精の森になるって事だ、それにその果実を食べれば、人は怪物になる、この話は約束の大事さを教える為の教材として、取り上げられるようになった」
中亀「教材ですか」
ゴンさん「親達は、子供の為に買うようになった、絵本だからな、そしてここからが重要なんだが、この絵本は、実は、出版されてから、まだ数年しかたってない」
中亀「数年」
神「数年」
小鹿「作者は誰なんですか」
ゴンさん「作者の名は、荒鷲だ」
あらわし、ここにいるゴンさん以外聞いた事がなかった。
あらわし、誰だ。
伝「ゴンさんあらわし、聞いた事がないんですが」
小鹿「私もです」
神「俺もです」
中亀「私もです」
ゴンさん「あらわしは、漢字で荒鷲って書く」
メモに書いてくれた。
ゴンさん「荒が姓で、鷲が名って言ってるが、ペンネームだ、年齢、性別、国籍全てが謎の作家だ、何故わからないか、有名な作家のゴーストライターをやってるって話もあるが、単なる噂って話でもある、ある時、翠星のようにあらわれた作家だ」
それを、聞いて、伝が思わず言った。
伝「それが、あの、どうかしたんですか」
ゴンさん「わからないか、なら、お前たちに質問だ」
質問いきなり。
質問ここにいる、ゴンさんと後一人以外が思った。
何故質問が必要。
だがここが重要だったのだ。




