第三十四章 パニック
神は、スイッチを入れた。
あの気持ち悪い声が流れた。
何回聞いても気持ち悪い声だ。
まさか、女達が、パニックになったら。
いや、さすがに彼女達は婦人警官だ、そこまでは、大丈夫だろう。
止めようと思ったが、思いなおした。
結果は。
大狼「なんだ、なんだそれは、ドッキリか」
神「はーーーい」
思わず変な声になった。
おい、無駄な事に時間を使わせやがって、私の時間を、かえせと聞こえる様な声だった。
中亀「いいですね、それ」
神「な」
この反応、この反応では、困る。
どう対応したらいいか、わからない。
泣くとか、震えると思ったが。
小鹿「えー、何言ってるんですか、10点ですよ、10点」
10点、すごい言葉が。
そして気になる事が。
神「それって」
小鹿「もちろん100点満点中ですよ」
小鹿はニコっと笑いながら言った。
神は、ショックを、受けた。
10点、こんなはずでは。
自分が評価された気分になってしまった。
いや、作り物と思われたら、自分の評価だが。
これは、作り物じゃない。
これは、天然物だ、いや、それは、何かおかしいが。
どうなってる。
男達の反応と明らかにに違う。
だが神は忘れていた。
彼女達は生で聞いてないのだ。
どう変わってるかもわからない。
そこは、頭からずっぽり抜けていた。
だが、なんとか、神は気を取り直して言った。
神「あの声を、聞いて気持ち悪くないのか」
いや普通に聞いても、気持ち悪いはずだ。
頼む気持ち悪いと言ってくれ。
そうすれば、少しは、気持ちが。
大狼「ああ、だから、だから、なんだ、声だけで、私を、倒せるものなら、倒してみろ」
こいつは、なんなんだ、やっぱり頭の中も筋肉でできてるのか。
まともな会話にならない。
だが冷静に考えた。
でもこれが、大狼なのだ。
何も恐れない女。
恐ろしい、色々な意味で。
だが、それは、使い方だ。
上手く使えば。
いや、使わないといけないのだ。
だが、自分はその立場にはないが。
今は、それは、伝だ。
伝、頑張れと思う神だった。
何かあったら骨は拾ってやる。
少し考えがおかしかった。
中亀「いいですね、実にいい、そのデータ後で、私に送ってください」
珍しく、中亀の機嫌がいい。
ただ、ぬめっとした声だった。
そういうものでもないと思うんだが。
神は複雑だった。
神「わかった」
中亀は気にいったようだ。
警察用のアドレスに送る事に。
中亀「アドレスの交換をしましょう、そこに送ってください」
神はアドレスの交換をした。
神は、中亀のアドレスをゲットした。
神は、中亀の事は、気になっていたのだ。
素直に喜んだ。
中亀「うは、ありがとうございます」
ぬめっとした声だった。
だが、次の瞬間。
中亀「その、アドレスは使い捨てのやつですから、使えるのは今回だけです」
神はショックを受けた。
やはり中亀甘くない、そう思ったら、メールが。
その内容は、今のは嘘です、また何かあったら送ってくださいって事だった。
神は、判断した、中亀は、そういうのは教えないのだ。
だから周りに保険を、かけたみたいだ。
神は理解したと返した。
話が一段落したと思ったのか。
小鹿が言った。
小鹿「えー、あんなのよりもっとすごい私の心霊コレクションがありますよ、どうですか」
何、心霊コレクション、そんなのと一緒にされたのか。
神はショックを受けた。
妖怪だっちゅうのと思ったが。
幽霊考えてなかった。
だが、あの異常な状態は幽霊がやったとも思えなかった。
だが、今は妖怪発言は封印した。
妖怪と言った瞬間バカにされそうな気がしたからだ。
口では、勝てる気がしない。
しかし。
女は怖いものが好きって言うが。
すごすぎだろう。
この反応は、考えてなかった。
中亀「いえ、結構です、私は、こちらで十分です」
小鹿「そ、そうですか」
小鹿は少し残念そうな顔した。
もしかして、あの会話で中亀と仲良くなろうとしていたのだろうか。
まさか心霊スポットに行く仲間が欲しかったとか。
神は考えたが、止めた、考えてもしかたがない。
そんなの考えるだけ無意味だ。
中亀については、実は、神も小鹿も勘違いしていた。
中亀は、声がおかしく聞こえる事に、興味を持ったのだ。
解析しないとと思ったわけだ。
中亀は、やはり中亀だった。
神以外の男達も気持ちは複雑だった。
特に伝は思っていた。
自分達がいつも振り回されてる神が。
あの神が。
今は、女達に、もて遊ばれている。
これは、なんだ、それが伝の今の気持ちだった。
こんな各自が変気持ちになってる時に。
小鹿が、言った事がみんなに衝撃を与えた。
彼女の何気ない言葉に。
小鹿「あの、この人達って、裸族ですか」




