第三十三章 神の決断
白石は考えていた。
いったいどういう事だと、大狼が言う、それは、こっちが聞きたいのだが。
さっきから、何が、なんだか、あー、さっぱり、さっぱりの状態だ。
それにここの現場の責任者は、伝だ。
自分がでしゃばるのもなんだ。
白石は言った。
白石「そんな事は、現場の責任者の伝に聞いてくれ」
当然の事を、言ったのだが。
大狼「いや、私は、きさまに、・・・きさまの口から聞かせろ」
心は、乙女の大狼は、それを、認めない。
愛する人からの説明を求めているのだ。
その為には、理不尽と言う言葉は、大狼は知っているが、封印した。
白石は、思った、なんてメンドウな事を。
説明する立場に無い者が説明するのは、理にかなっていない。
そもそも、そういう事を、する事による。
情報伝達の問題が発生するかもしれない。
これは常識だ。
だが、これは、絶対に、おさまりそうもない。
白石は、思った、泣く子と大狼には、勝てない。
時々に、大狼が騒いで、上司になんとかしろって、関係無いのに、呼びにこられるが。
これが、自分の仕事だったりする。
しかたない、白石はすぐに折れた。
折れるのは、早いのだ。
折れて、説明しだした。
大狼は真剣な目で聞いている。
他の人間には殺人光線のようなものだが、白石にはきかない。
それを、見て。
小鹿「ああ、もう、やっとですか、白石さんも、さっさと説明したらいいのに、白石さんもやれやれですね」
小鹿は笑いながら言った。
伝は疲れた。
俺は、リーダーなんだが。
だが、自分が言っても、あれは、どうにかなる気がしない。
いや、あそこには、誰も入れないだろう。
しかたなく気になってる事を、小鹿に聞く。
あっちは、置いといて、こっちも進めないと。
伝「小鹿、それで、あの3人はどうなんだ」
そう、大事な事だ、犯人だろうが、何かあったら大変だ。
こっちは、その専門でもない。
小鹿「はい、さっき見ましたが、ただの酔っぱらいですよ、どこも問題無しです」
小鹿は、元気よく言った。
笑顔が可愛い。
優秀な小鹿は、しっかりやる事を、やっていたのだ。
伝は思った。
おい、いつやったんだ。
全然、わからなかった。
小鹿には、いつも驚かされる。
だが腕は、確かだ。
実績もある。
小鹿が大丈夫と言うなら大丈夫なんだろう。
だが、これが、他の婦人警官が小鹿と組みたがらない理由だ、優秀な小鹿と比べられるのがきついのだ。
結局自分は何もしてない。
いいわけもできない。
しかも男に媚を売る。
こいつは、いったいなんなんだ。
酒を飲まずには、いられない。
一緒だと、ストレスが大変なのだ。
さすがに、上もほっとけないレベルだった。
だから、大狼と組ませたのだ。
するとさらに小鹿は活躍する事に。
だが、大狼とは得手不得手が違うので問題にならない。
伝は、思った、問題は、大狼に例の話を、白石はどういってるかだ。
どうやら静かになったな。
そう思って、見ると。
大狼が、近づいてきた。
目的は。
大狼「神、聞かせてくれ」
伝は思った、やはりそうきたか。
白石は、神にパスしたのだ。
これは、しかたがないか。
録音したデータは神が持ってる。
あれを、聞いてない、大狼には、あれを聞かせるしかない。
せめて、この部屋の不気味な状態を、見てもらえればよかったのだが。
小鹿「なんですか、なんですか、私にも聞かせてください」
小鹿も入ってきた。
伝は思った、これは、音楽じゃないんだが。
中亀「何かわかりませんが、大狼さんを、見ると、実に興味深い事が聞けそうな気がします、私にも聞かせてください」
中亀も入ってきた。
亀だが、何か、匂いを、感じたかもしれない。
大狼に声を、かけられ。
神は、すぐにわかった。
あれが、聞きたいのか。
そうか。
神は興味が有った、あれを、聞いて、男達は、みんな震えた、大狼が聞いたら、はたして、どうなるか。
まさか漏らす事は、ないだろうが。
神は、興味が有った。
問題は、中亀と小鹿だ、この二人は、わからない。
中亀が泣くとは思えないが、そうなったら、どうしたらいいか、良い考えがうかばない。
なにかの実験をする、自分が科学者になっているような気もした。
小鹿は泣くかもしれない。
だが、それは、自己責任だ。
だが、ここで、聞かさないと。
逆に自分も危ないかしれない。
大狼に冗談は通じない。
神は決断した。
よし何があるかわからないが、聞かせてみよう。
実験の開始だ。
神はワクワクした。




