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世の中を笑うやつらがそこにいる  作者: なんだかなぁ
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第三十二章 小鹿と大狼

 それから、白石の修行が始まった。

 基礎体力の無い白石は、腕立て、腹筋、背筋、スクワットなどのトレーニングを、始めた。

 そう、まず、体力をつけないと、修行ができないのだ。

 体の柔らかさも重要だ。

 蹴りを使うなら、開脚は必須だ、左右に前後に。

 そして、ブリッジ、体を柔らかくする。

 後ろにそらせて、最後は、手を地面につける。

 なれてくれば、そこから、手はそえるだけで、頭でブリッジをする。

 首を鍛える為だ。

 そして、徐々に高い場所から、頭を落としていく。

 すさまじい音がするが、耐えられるようになる。

 こうやって、頭の皮膚も強くしていく。

 ブリッジから立ち上がる事も。

 こうやって柔らかい体に。

 前にもブリッジで、頭だけでささえる。

 投げられた場合は、後頭部を、打つのと打たないでは全然違う。

 最悪、手で守る事も。

 首が強ければ、衝撃にも耐えられるようになる。

 又柔らかい体は、投げにも強くなる。

 バランスが崩れなくなるからだ。

 又、間接などを、取られる時も、粘れるようになる。

 例えば、またさきのような技は、体が柔らかければ、恐れる事はない。

 柔らかいと言う事は、それだけで強いのだ。

 

 そして、受け技だ。

 これは、単独で動作を覚え、約束組手で、使い方を覚える。

 二人一組で、組手行い、突きや蹴りの恐怖心を無くす。

 心が弱ければ、受けても、受けるなと言われて、結局攻撃される事に。

 いざって時に、戦いで構えられるか、できないかは、かなり大きい。

 組手はそれを、助けてくれる。

 又距離感や、戦うタイミングなどもわかってくる。

 一番大事なのは、戦う時に、恐れない心だ。

 実践で動けなければ意味がない。

 恐怖心を、克服するのは時間がかかる。

 そうやって、白石は強くなった。

 あの時流した涙、悔しさにより、苦しい練習にも耐える事ができた。

 そうやって、白石は、本当に強くなったのだ。

 

 だが、それにより考えも変わってしまった。

 人とは変わるものなのだ。

 もう女に守られる必要がない。

 そうなると、つきあう女は、自分が守らないとダメな女だ。

 頼ってくれる女がいい。

 

 これにより、白石と大狼の思いが変わってしまった。

 その事を、はっきりと言う白石、だが納得できない大狼。

 いくら、たぶんと言っていたとしても。

 納得できるわけがない。

 詐欺と言われるレベルだ。

 

 白石の助けてくれた人は、警察官になるって事で、白石も警察官に、追いかけるように、大狼も婦人警官に。

 実は、大狼の父親が警察に知り合いがいるのだ。

 

 そして、小鹿と大狼の関係だ。

 ある時、道を、歩いてる時に、助けてと言う声が聞こえた。

 女の声だ。

 大狼が、急いで現場に行くとまさに、大きな刃物で、女を殺そうとする男がいた。

 大狼は、刃物をつかんだ。

 強力な握力により、刃物はまったく動かなくなった。

 その男の刃物を握る手を、上から握った。

 それだけで、男は叫び声を、上げて、倒れた。

 男の手が大変な事になっていた。

 この時、助けたのが小鹿だった。

 

 男の手は、骨折していた。

 この件で、正当防衛か過剰防衛か問題になったが。

 人命を、助ける為の行為として、ギリギリ認められた。

 男の骨折は、治る事もポイントになった。

 だが、つかまった男は、何故小鹿を、襲ったか言わなかった。

 それどころか、牢屋で自殺したのだ。

 この事件は、これでおしまいになった。

 それからは、大狼は小鹿につきまとわれるように。

 大狼が婦人警官になるので、小鹿も婦人警官になる事に。

 

 だが、他にも複雑な問題が。

 それは、白石と小鹿が知り合いだった事だ。

 見た目が白石の好みの小鹿。

 そして、何故か、二人で酒を飲むことに。

 そして、酔っぱらった白石が気がついたのは。

 ホテルの部屋、問題は、小鹿が泣いてる事だ。

 どうやら、白石に乱暴されたと言う事だ。

 服もボロボロだった。

 白石には、記憶がまったく無い。

 そして、シーツには、とんでもないシミが。

 何がなんだか、わからない白石。

 

 だが、これがばれれば、警察官にはなれない。

 いや、人生終わりだ。

 アウトいやセーフには絶対ならない。

 白石は、泣いてる小鹿に、頼む何でもするから許してくれと言った。

 そして、小鹿が言ったのは、自分の奴隷になる事だ。

 小鹿には逆らわない事。

 但し、この関係は他人はばらしてはいけない。

 

 白石は、小鹿の奴隷になった。

 そして、その後、警察官になり、小鹿と大狼の関係を、知って、白石が思ったのは。

 小鹿の大狼に対する執着心は、普通じゃないと言う事だ。

 気になっていた。

 

 そして、それぞれがチームになった時に、白石は聞く事に。

 大狼を、好きなのは、ライクでなくラブじゃないのかと。

 白石はとうとう聞いてしまった。

 そう勇気を出して聞いたのだ。

 だが返ってきた答えは。

 

 何を言ってるんですか、白石さん。

 声は優しい。

 私達は女ですよ、もう気持ち悪い事は、言わないでください。

 子供に言い聞かせる様に、小鹿は言った。

 白石は思った、確かにそうですね、すいません、私が悪かったです。

 そして小鹿は、言った。

 私は、大狼さんを、尊敬してるんですよ。

 声は優しい。

 白石は思った、そうですよね、そうだと思いました。

 しかし次の言葉は、驚きの言葉だった。

 そして、私は、大狼さんを、崇拝してるんですよ。

 今度は小鹿は強く言った。

 白石は思った、そうですよね、わかってましたよ、これは、そうならない。

 どういう事ですか、小鹿さん、白石は思った。

 そして、小鹿はさらに言った。

 私にとって、大狼さんは神なんです、神なんですよ。

 神って言葉が強調された。

 白石は、思った、神、なんだそうですかって、ならない、なるはずがない。

 神は仲間にもいるけど、こっちは、まったく違うよ、もう全然違うから。

 白石は小鹿に恐怖した。

 どこか、この女は、おかしい、いやめちゃくちゃおかしい。

 だが、さからえないのだ。

 何故なら、白石は、小鹿の奴隷だからだ。

 

 そして、伝だが、彼は、白石を助けた男の弟だ、白石より一つ上だ、ちなみに大狼が好きだ。

 伝は、白石の訓練を、助けてくれていた存在だ。

 これが、ここにいる人間関係だったりする。

 

 なんて複雑、だが、これがここにいる一部の人間関係だ。

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