第二十九章 そこにいたもの
そして、こちらでは。
私は家に帰って来ていた。
私は、今回は、相手がそんな悪人じゃないとわかり。
軽めに対応した。
そう、酒を、飲ませて、服を脱がせたのだ。
ビビル「しかし、あれでよかったのか、今回はぬるくないか」
ビビルは、どうも不満があるみたいですね。
悪魔はあれがごはんですから、物足りないんですね。
でも私も必要以上に何かを、するのもなにですし。
私「ぬるいですか、しかし、メアリーもとくに危害を与えられたわけではありませんから、あのぐらいで、いいかと」
脅かしたのも、メアリーに危害を加えない為ならしかたありません。
ビビル「あのぐらい、酒を飲まして、裸にして転がしたやつか」
結構飲ませましたから、しばらくは動けないでしょう。
誘拐犯人達は、水と思って、ガブガブ飲んでくれましたから。
私「すぐに動けなければ、後は警察がやってくれますから、服がなければ、逃げらませんしね」
服も別の場所に置いてるだけですから。
だから一段落です。
ビビル「そういえばな、あそこに、何かいるが、わかったか」
私「え、あそこって、さっきいた工場、何かいたんですか、まさか、悪魔ですか、知り合いとか、挨拶しなくて大丈夫だったんですか」
ビビル「悪魔ならいいんだがな、あそこにいたのは、幽霊だ」
何かと思えば、幽霊、私は思った、幽霊、今さら幽霊を、恐れる私ではないのです。
私「幽霊、なんだ幽霊ですか、でも幽霊でも悪魔の力を、使えば退治できますよね」
ビビル「幽霊には、悪魔の攻撃は効かないぞ、物理攻撃は効かないからな」
なんか、考えていたのと違う答えが、あれ。
でも、大丈夫ですよね、何か方法があるんですよね、そうですよね。
私「え、えー、それでは、どうすれば」
ビビル「実はな、サタンブレードって、幽体にダメージを与える武器がある、なんと、今なら格安で魂20、20だぞ、安いだろ、悪魔ショップに売ってるぞ」
私「サタンブレードが、魂20ですか、高い、高いですよね、でも、嘘ですね、これは」
ビビル「ああ、ばれたか」
ばれたか、騙す気が0%なんですが。
私「なんなんですか、悪魔ショップって、超うさんくさいです」
ビビル「ああ、そうか、サタンマーケットの方が」
私「いっしょです」
ビビル「そうか、サタゾンなら」
私「な、なんのマネですか、同じです、ところで、まじめな話、悪霊に会ったら、どうすればいいですか」
サタゾン実は危なかったです。
一瞬考えてしまいました、私もまだまだですね。
ビビル「悪魔は幽霊の攻撃を受けないが、おまえも、幽霊は倒せない、だが、幽霊の物理攻撃なら、防御できるぞ」
私「それ以外は」
ビビル「憑依されたら、やっかいだな、だから、逃げるのが一番だ、ジャンプしたら追っかけてこないからな、幽霊は、死神の専門だ、俺達は管轄外だ、あいつらしか、どうにもできない」
私「あの、それなら、あの誘拐犯は、気がついてたんですか、幽霊の存在に、アジトみたいでしたけど」
あるいみ共生関係って事はないですよね。
実はすごい人達だったりして。
ビビル「いや、人間には、まったく、感じられないやつがいる、まったくだ、だからしらなかったんだろう、幽霊もわからなかったかもな、知らぬが仏ってやつだ」
私「なんと」
ことわざ知ってたんですね。
しかも悪魔が仏って、驚きですよ。
ビビル「だいたい、目を合わせなければ、気づかないが、目を合わせたら気がつくだろう、あれだ、見える人間は、幽霊と目があっても、ごまかせないからな、それは幽霊もわかってる」
私「そうなんですか」
まさに知らぬが仏ですね。
ビビル「それに、人間の力が強ければ、幽霊には、認識できないからな」
私「なんと、それで、力が強いってどういう事ですか」
ビビル「霊感が有るって言うだろう」
私「いいますね」
ビビル「あれの逆の事だ」
私「つまり」
ビビル「霊感がまったくない鈍感やろうって事だ、鈍感力だ」
「ガーン」
私「なんと」
鈍感やろうって、それって、私もですか。
ビビル「おまえも、まったく、気がつかなかっただろう、あの奥にいたのに」
奥にいた、いつからですか。
最初からでしょってやつですか。
私「あの奥にいたんですか」
ビビル「まあ、悪いやつじゃないみたいだからな」
悪いやつじゃないんですね。
悪いとどうなるんでしょう、色々と気になります。
私「悪いとどうなるんですか」
ビビル「もしかして、わからないのか」
私「わかりません」
ビビル「本当にか」
私「本当です」
ビビル「悪魔にちかえるか」
私「ちかい、はあー、何を言ってるんですか、進めてください」
ビビル「ひっかからなかったな、では、簡単だ」
私「簡単なんですね、簡単なら早く言ってくださいです」
簡単なら早く教えてください。
じらしプレイですか。
たしか、じらして、相手をいらつかせるんですよね。
友達同士で、どういう意味だろう、なんだろうって言ってたら。
なんで知ってるのって聞かれて、大人が言ってたのを、聞いたって言ったら。
親切なお兄さんが教えてくれました、いいお兄さんです。
だから、ちょっとイラッときてます。
ビビル「ああ、襲ってくる」
私「なんだ、襲ってくるって、ダ、ダメじゃないですか」
ビビル「おまえが、何を言ってるか、さっぱり、わからん、だから悪いやつなんだ」
私「ああ、そういう事なんですね」
あれ、もしかして、これ、私がバカみたいです。
ビビル「クックックッ」
ビビルが笑ってる。
もしかして、ごちそうしてしまいましたか。




