警察官物語―6
伝以外は、みんな、そう思った。
志田「鑑識とかも、遅いな」
これは、志田の本音だ、遅い。
鑑識には、調べてもらわないといけない、さっきのペットボトルの酒とかだ。
子供が誘拐されて、いた場所の指紋なども大事な証拠だ。
白石「そういえば、奥には、言ってないけど、どうする」
白石も警察官として気になってるのだ。
伝「無理だろう、死人が出るかもしれないぞ」
伝も気になってるが、これは、奥は視界が悪く、何が有るかわからないからだ。
しかもアルコールだろうと充満してたら、呼吸ができるかどうかもわからない。
そう、できなければ、死ぬ。
人とは、そういうものだ。
やばいと思って帰ってこられればいいが。
たいがいは、そう思う前に倒れて死ぬ。
志田「現状は連絡したから、上が判断するだろう」
最悪な場合、特殊装備がいるかもしれない。
神「それに、まだ何かあるかもしれないからな」
何かとは、罠の話だ、今の現状が異常だからだ。
これを、誰が何の目的でやったかわからない。
目の前のは餌で、本当の罠は奥にあるかもしれない。
やはり、うかつな事はできない、志田は考えていた。
伝「これ以上何があるんだ」
これは、もう、勘弁してくれってことだった。
伝も志田と同じ様に考えていた。
神「ふっ、化け物がいるかも」
みんな、ドキッとした。
白石「化け物、化け物は、こいつらで、もういらないぞ」
何か言わないとと思って、白石も言ったが、不安は隠せない。
志田「ああ、そうだな」
とりあえず、返事をする志田、何も言わないと、余計不気味だからだ。
すると奥から声が。
洞穴から聞こえるような声だった。
?「おーい、酒は、もうないのか」
全員の背筋が凍る。
伝の声が震える。
伝「だ、誰か、誰か、奥にいるのか」
白石も声がおかしい。
白石「酒、酒だと、なんだ、なんだ、何が起こってるんだ」
志田の声も震えていた。
志田「だ、誰か、誰か、奥で飲んで、るのか、おい」
?「おーい、酒はもうないのか」
すると神が。
大きく強い口調で言った。
神「酒はもうないぞ」
すると声が。
?「なんだ、終わりか」
大きく強い口調で言った。
神「終わりだ、終わりだぞ」
やがて、今まで、悪かった視界が徐々にだが、視界が良くなってきた。
白石の声が震える。
白石「おい、おい、おい、あ、あれって」
伝は緊張して口が止まらない。
伝「まさか、まさか、まさか、まさか、まさか」
志田は恐怖でまともに喋れない。
志田「ほ、本当か、あ、あれか、おい、あ、あれなのか」
神だけが普通だった、さすが神だ。
神「ああ、あれだ、まちがいない」
みんな、その先を、言うのを、待った。
「ゴクリ」
誰かが唾の飲む音が聞こえた。
神「妖怪だ」
ここで、ドラマなら、音楽が流れるが、ドラマでは、ないので音楽はながれない。
白石の声は震えている。
白石「よ、妖怪、おい、妖怪がやったのか、これ」
それは、徐々に良くなっていく視界の事だ、今考えられない事が起こってるのだ。
今では奥もわずかだが、見える。
伝の声は震えていた。
伝「し、しかし、しかしだ、なあ、上が、上が、信じるか、なあ、なあ、なあ」
今にも神に掴みかかりそうな、雰囲気だ。
神「俺を誰だと思っている」
低い声だった。
神の発言だった。
志田の声は震えていた。
志田「神、おまえ、おまえ、おまえ、まさか、まさか」
神「ああ、動画に撮ったぞ」
神の発言だった。
白石が震える声で言った。
白石「き、聞かせてくれ、いや、き、聞かせてください、神様」
伝の声も震えていた。
伝「神様」
志田の声も震えていた。
志田「神様」
神様が生まれた瞬間だった。
神「ああ、わかった」
低い声だった。
これは、みんな怖いもの聞きたさ、怖いが聞きたいのだ。
ここからは神様の再生が始まる。
志田「だ、誰か、誰か、奥で飲んで、るのか、おい」
?「お〇△、酒は〇△◇いのか」
神「酒はもうないぞ」
?「な〇△、終〇△か」
神「終わりだ、終わりだぞ」
白石「おい、おい、おい、あ、あれって」
伝「まさか、まさか、まさか、まさか、まさか」
志田「ほ、本当か、あ、あれか、おい、あ、あれなのか」
神「ああ、あれだ、まちがいない、妖怪だ」
白石「よ、妖怪、おい、妖怪がやったのか、これ」
再生が終わった。
伝の声は震えていた。
伝「おい、声が」
白石の声は震えていた。
白石「ちゃんと、ちゃんと、録音されてないぞ、どうなってるんだ」
志田の声も震えていた。
志田「これ、おい、おい、かえって、不気味だぞ、怖いぞ、おい、怖いぞ」
声は、ちゃんと何か喋ってるが、よくわからなかった。
神「これは、人間の耳には、聞こえないものがはいったんだな」
伝の声は震えていた。
伝「ど、どういう、どういう事だ」
神「俺達に聞こえない音があって、それがまざってこうなったんだ」
志田「まざる」
白石「まさる」
白石は間違えた、だが、これは恐怖で上手く口が動かないのだ。
みんなも、普段は突っ込むが、何も言えないでいた。
白石は、なんとかがんばっていい直した。
だが、声は震えていた。
白石「ああ、まざるだった」
神「機械は、俺達がわからない音も拾ってしまったんだ」
白石は震える声で言った。
白石「解析すれば」
神「ああ、わかるかもな」
それを、聞いて、神以外は、少しだけ気持ちが落ち着いてきた。
だが、神は仲間にこう言ったが、考えていた、とっさにああは言ったが、そうか、どうかは、わからない、だが、これから、奥も調査をするのに、これ以上、みんなを、怖がらせるのは、良くない。
これが神の判断だった。




