警察官物語―5
志田「さっちゃんは、キャバ嬢の源氏名だがな」
さらに衝撃の事実が。
伝「はあー、キャバ嬢です、か」
一気にトーンダウンする伝。
伝の鼓動は緩やかになった。
「トクン」
神「いいか、これからは、白石の前で、バナナの好きなさっちゃんは禁句だ」
もちろんこれも白石に聞こえないように言っている。
周りがどう思うかではなく、本人がどう思うかなのだ。
ここで、白石がややこしい事になっても困る、仲間ともめても。
もちろん、キャバ嬢に、金をみついだ、白石を、擁護するものは誰もいないが。
そして、神は、ついでに、伝に耳元でアベちゃんの説明をした。
伝はアベちゃんの怖さに震えあがった。
伝「ア、ア、ア、アベちゃん、怖ええー」
伝は思った、怖い、夢に出てきたらどうしょう。
だが、志田も震えていた。
神は思った、なんだこれは、いったい、何が起こっている。
神はよくわからないので、聞いてみる事に。
神「あれ、志田、おまえは、おまえは、おまえは、どうしたんだ、突然」
志田「俺は、俺は、俺は、さっちゃんが、さっちゃんが怖いんだよ」
志田はさっちゃんの怖さに震えていた、あのホラー映画を思い出したのだ。
神は頭をかかえた。
何、こいつ、こんなに怖がりなのか、聞いてないぞ。
まずい、この場所で役に立たなくなったら、お荷物は困るぞ。
まだやる事は、残っている。
すると伝が突然、まじめな話を。
伝「子供には、いた場所に案内して欲しかったんだが」
たぶん、アベちゃんの恐怖から逃れる為だが、ありがたい。
すると、みんな警察官に戻る。
白石「こんな危険な場所無理だろう、どうやって逃げたかも謎だ、視界も悪いしな、何がどうなってるんだか」
志田「そういえば、婦人警官も来るぞ」
伝「そうか、誰が来るんだ」
志田「大狼だ」
伝「おいおいおい、何のんびりしてるんだ、やばいだろう、噛みつかれるぞ」
白石「やばい、この現状を、なんとかしないと、大変な事になるぞ」
神「せめて、女だけでも、なんとかしないと」
伝「そうだ、俺の服を使おう、制服は無理だから、シャツでいいかな」
白石「すけるんじゃないか」
神「すけるのか」
伝「濡れてないから大丈夫だろ」
神「そうなのか」
神はがっかりした。
白石「おまえ何がっかりしてるんだ、今の俺達が見てる方がすごいんだぞ」
神「それは、それ、これは、これ、だろう」
神の発言だった。
伝「なるほど、奥が深いな、じゃ俺のシャツを置いとくか」
これは、言ったもの勝ちなのだ。
そして、それには、誰にも異論は、なかった、自分のでないので。
だが、誰も男に、シャツを置く発想はなかった。
それは、このメンバーでは、あってはいけいない発想だった。
白石「ああ、マニアの世界は、ついていけないな」
白石は、違う方に意識を、そらした、この話はもう終わりにしようと言う事だ。
ここで、みんなわかっていた、この場で悪手とは、俺も、俺もと言う事だ、誰のシャツを女にかけるか、だが、外れた場合、じゃー、おまえのは、あっちな、なんて、恐ろしい事は、そんな冒険は誰もできない。
だから、これでいいのだ。




