警察官物語―4
伝「そうか、そうか、ならいいぞ」
伝はすごく優しかった。
神「勘違いか、あるぞ、あるある」
神もすごく優しかった。
志田「そうそう、誰でも勘違いぐらいあるある、あるよな」
志田もとっても優しかった。
白石は命拾いをした、だから、何か言ってみた。
白石「オボンはないけど、紙コップはあるんだが」
単なる軽い話題のつもりで、これなら、何も起こらないと思ったのだが。
神「ふっ、こいつらには、無理だな」
神の発言だった。
「ズキューン」
ときた。
背中から撃たれた感じだ。
伝「ああ、そうだな」
伝はイラッとしていた。
白石「なんか、落ち込むんですけど」
白石は自滅した、頑張れ白石、明日はホームランだ。
志田「気にするな、こいつらが規格外なんだ、化け物の事は忘れろ」
化け物の話に、異様で、変な流れになったので。
神「そういえば、曙はどうしたんだ」
神は、その流れを切った、さすが神だ。
志田「車があったみたいで、そっちを見てるぞ」
伝「しかし、切ってやりたいな」
伝の言葉に神が反応した。
神「おい、それは、アベちゃんだぞ」
伝「アベちゃん、それってテレビの画面から出てくるやつか」
この伝の発言が全ての始まりだった。
志田「それは、さっちゃんだろう」
伝「さっちゃんって、バナナが好きなやつか」
白石「さっちゃん、バナナの好きなさっちゃんの話は止めろ」
何故か、突然切れる白石、様子がおかしい。
とりあえず、白石から距離を取る、3人。
伝は白石に気を使って、離れて、小声で聞いた。
伝「おい、バナナの好きなさっちゃんと白石に何があったんだ、俺には、想像も検討もつかないんだが、教えてくれ」
志田「実はな」
伝は思った、何、本当にあるのか、バナナの好きなさっちゃんと白石に何か関係が、もうわけがわからなくなっていた。
ふと思い浮かんだのは、有名なセリフ、神よ我を導きたまえ。
だが今は、志田の話を聞かないと。
志田よ我を導きたまえ。
聞かないと、やはりあれを使うしかない、デン・イヤー、聴力200%、気持ちだけだが、集中する事にした。
志田の話が静かに始まる。
志田「バナナの好きなさっちゃんは、白石に金を、みつぐだけ、みつぐだけ、みつぐだけ、みつぐだけ、みつがせて、金が無くなったら、あっさりと白石を捨てた女だ」
衝撃の発言だった。
伝の鼓動は激しくなった。
「ドクン、ドクン、ドクン、ドクン」
爆弾発言だ。
伝の中のさっちゃんのイメージが。
「パリ、パリ、パリ、パリン」
粉々に砕けた瞬間だった。
伝「えー、そんな事があったのか」
これは、もちろん声のトーンは落としている。
白石には、聞こえていないはずだ。
志田「ああ、ちなみに、さっちゃんは」
伝「さっちゃんは、なんだ」
伝は、思った、まだ、何かあるのか、これ以上いったい何が。
伝は、思った、これ以上は考えられないぞ。
そして、その真実に自分は耐えられるのか。




