脱出―4
私のあの呪文は、今は、効果時間、効果範囲、人数かなりいけるのです。
最初はどれも短くて、使い物になりませんでしたが、レベルがあがると。
今ならひき殺される前に。
「ゴクリ」
だが、車は。
「キュルキュル、キュルキュル、キュルキュル、キュルキュル、ブーーーーーーーーーン、ブーーーン」
ユーターンして逃げて行きました。
そう、エースはこの危険な場所から見事脱出に成功したのでした。
獲物に逃げられて、私がぼーぜんとしていると。
ビビル「おい」
私「はい」
呼ばれても、思考が止まっていました。
ビビル「おい」
私「はい」
まだ止まってました。
ビビル「逃げて行ったぞ」
そこでやっと。
私「そうですね、逃げていきましたね、あ、じゃないです、どうしてですか」
珍しくビビルが。
ビビル「ん、これは本来悪魔らしくないんだが、お前とは、特別な関係だからな」
そういって、鏡を見せてくれたのです。
特別な関係それは、私は、正規の手順で悪魔を呼び出しわけではないので、契約者の死は、悪魔の消滅でもあるからです。
本来は、契約者が死んだら、悪魔は戻るだけです、つまり悪魔は何も考えなくていいわけです。
普通は、サポートも最低限しかしてくれません、どうでもいいからです。
鏡を見た私は。
私「うわー、やってしまったのです」
私は、いつものくせで、有る事をしていたいのです、それは、それはですね、顔にモザイクをかけてましたのです、てへ。
これは、いつ誰が見てるかわからないからです、保険ですね。
相手もさすがに、モザイクを顔にかけた子供には、ビビったみたいです。
まあ、普通は、そうなりますね。
テレビでは、よく見るあの光景ですが、誰もが見てるあれ、そう、あれです、でも、リアルでは、初めてじゃないかと、ですよね。
私「まあ、逃げられましたが、いいですか」
所詮人には、何もできませんから、大丈夫でしょう、ビビって来なければ、それでいいですし、そうだ結果オーライです。
ビビル「おい、お前、人間を舐めすぎだ、痛い目に会うぞ」
珍しく、忠告が。
ただ、その時、私は、この意味がわかりませんでした。
私「しかし、魂二つですね、お、美味しいですね」
しかし、私は、今まで聞いた事もない、世にも、恐ろしい言葉を、ビビルから聞かされるのでした、まさか、そんな事を、言うとは。
ビビル「ああ、あれな、キャンセルな」
私「キャ、キャンセル、えーーーー、魂のキャンセルですか」
釣りですか、キャッチ、アンド、リリースですか、逃がしてどうするんですか。
魂のキャンセル、こんなのは、今まで聞いた事がないです、いったい、どうして。
聞いてみる事に。
私「どうしてですか」
すると。
ビビル「昔こんな話があってな」
すると、私はお約束で、言ってしまったのです、気持ちがおさえられなかったのです、どうしても。
私「まさかの昔話がきたのですー」
ビビルは珍しく、怒鳴りました。
ビビル「黙って聞け、大事な事だ、俺とお前にとって」
私「はい」
どうやら、真剣に聞く話みたいです、良い子は黙って聞く事に、失敗してしまったのです。




