虐待―6
学校で、なんか噂になってました。
クラスの男子「おまえ、知ってるか、幽霊の動画、なんかおまえに似てるって話もあるんだけど」
スマホで見せてもらうと。
なんですか、これは。
私は科学の力を、舐めてました。
反省しなければ。
これは、ドライブレコーダー、加工されてますが、うかつでした。
クラスの男子「なあ、似てるだろう」
私「そ、そうですかね」
クラスの女子「え、髪型だけじゃん、この髪型ならとなりのクラスにもいるよ」
クラスの男子「本当か」
クラスの女子「嘘言って、私に何の得があるのよ」
クラスの男子「そりゃそうだな、でも念の為、どの子か案内してくれよ」
クラスの女子「しかたないな、連れてってあげる」
その後。
クラスの男子2「あいつ、上手くやりやがったな」
クラスの男子3「運がいいやつだ、だがやつは運を、これで使いきったはずだ」
クラスの男子2「そうか、それなら、俺達も」
クラスの男子3「そうだぞ」
クラスの男子2「俺もあの子が、近くに、いた時に、このネタ使わせてもらうから、いいよな」
私「へ、いいですが」
クラスの男子3「じゃー、その次は俺な」
私「お好きなように」
クラスの男子3「オッシャー」
なんか誰かの役にたてるみたいですが、申し訳ないのですが。
そして、次の日。
クラスの男子「おい今すごい事になってるぞ」
私「どうしたんですか」
クラスの男子「それがな、例の幽霊のおまえに似てる子なんだが」
私「どうしたんですか」
クラスの男子「おどろくなよ、これを、見ろ」
んん、そこには、女の子が髪の毛があったのに、坊主になって写っていた。
クラスの男子「みたか、坊主だぞ、坊主、これなら他のやつが例の作戦が使えないわけだ、俺って、超ラッキーだ」
そこで、落ち込んでる男子が二名。
クラスの男子2「そんな坊主なんていないじゃないか」
クラスの男子3「どこにいるんだよ、そんなやつ」
ちょっとかわいそうでしたか。
すると。
クラスの男子2「なあ」
私「なんですか」
クラスの男子2「おまえ、ずらかぶらないか、坊主の」
私「かぶるかです」
だが。
クラスの男子2「な、似てるだろう」
クラスの女子2「ぷひゃひゃひゃ、ぷひゃひゃひゃ、ぷひゃひゃひゃ何あれ、うけるんですけど、超うけるんですけど」
ああ、私もおひとよしですね。
実際は。
クラスの男子2「なあ、頼むよケーキおごるから」
私「しかたないですね」
ケーキの為に魂を、売り渡してしまいました。
ビビル「で、どうなったんだ、例の動画は」
私「それが、さらに視聴数がアップしたみたいで、まあ今日までですけど」
ビビル「やるのか」
私「やります」
もう二人からケーキはいただいたので、私はしっかりものですから。
そして次の日。
クラスの男子「おい」
私「どうしたんですか」
クラスの男子「すごい事が起こったぞ」
私「どうしたんですか」
クラスの男子「映ってた、幽霊が男も女の子も消えたんだ」
私「そうですか」
クラスの男子「おい、おまえ、驚かないのかよ、まて、そうだ、それだけじゃないんだ」
私「どうしたんですか」
クラスの男子「代わりに変なおっさん、映ってたんだ」
そこには、アップしたあの所長が映ってるのでした。
私「クッ」
クラスの男子「な、すごいだろ」
私「そ、そうですね」
クラスの男子「なんだよ、それだけかよ、あ、聞いてくれよ」
あっちに、いきましたか。
よく見えるしっかり顔のわかる状態で車の前で、ニコニコしながら、手を、振ってる、変なおっさん。
当然、動画は削除されました。
彼の家、会社に電話が鳴り響く。
所長「やっぱり、呪われてたのか、ゆるしくれ、もう削除したから、ゆるしてくれ」
そう彼は恐怖していた、だが真に恐怖したのは、彼にしか見えない、次は娘だぞの文字だった。
婚約が決まった娘が出たら、どうなるか。
不気味がられて、破談だ、それだけは、勘弁してくれ、やっと決まった、婚約なのに。
せっかく決まった婚約が破断すれば、次にいつ婚約ができるか、それが彼には恐怖だった。
そして。
トラック野郎1「聞いたか、所長また休みらしいぞ、電話がどうとか、言ってたらしいけど」
トラック野郎2「あれか」
トラック野郎1「あれだな、俺達は手を、出さなくてよかったな」
トラック野郎2「やはり呪われてたんだよな、怖いもの知らずの人だな、あの人は、映画でもあったのに、呪われてたよな、あれも」
トラック野郎1「ああ、俺は、でも、そんな所は尊敬してたんだが」
トラック野郎2「えー、そうなのか」
トラック野郎1「ああ、あの人はすごいんだぞ」
トラック野郎2「そ、そうなのか」
トラック野郎1「でも俺達はラッキだったな」
トラック野郎2「そ、そうだな、なんか車の調子の悪い所がなおってたからな、なんでかな」
トラック野郎1「知らん、わかるか、そんなの、ハハハハハ、でも幽霊様様だな」
トラック野郎2「ハハハハハ、そうだな、新車みたいだしな、これ」
トラック野郎1「おい、調子にのって事故るなよ」
トラック野郎2「大丈夫だよ、あれもあるし」
トラック野郎1「そうだな、あれもあるしなって、バカ野郎、何言ってんだ」
トラック野郎2「冗談だよ、冗談」
トラック野郎1「よし行くぞ、出発だ」
トラック野郎2「おう、出すぞ」
こちらでは。
私「ヘクシュン」
ビビル「風邪か」
私「なんでしょう、誰かが噂してるかもです」
ビビル「おい、それより、今度は、犬が蹴られたぞ、どうするんだ」
私「ほう、さっそく、作戦ですね、近くみたいですし、今度はどんな恐怖を、与えましょうか」
ビビル「おい、へまするなよ」
ケルベロス「そうだな、シシシシシシシシ」
私「わかっているのです」
ブラック「犬ですか」
私「あ、そっちは、もう少し待って欲しいのです」
ブラック「わかりました」
それにしても、頼むぞ、今度も俺に御馳走してくれよ、とびっきりの恐怖を、相手に与えて。
おわり。




