どうしてどうしてそんなにかわいいんですか
「マスターいってきます」
「いってらっしゃいです」
ちょこが呼び出されました。
用意ができたみたいですね。
こちらでは。
警察のみなさんは妖精が来るのを待ってい
た。
もちろん仕事で見れない人もいる。
でもそれはしかたない。
早く呪いを解くためだ。
チョコが呼び出された場所は部屋の中だっ
た。
さすがに外は目立つと思ったのだ。
ここなら警察の中なので怪しまれる事もな
い。
大勢で外に出たらそれこそ大変だ。
狭い部屋に人がいっぱいいた。
伝達も大狼達も馬田刑事達もいた。
話を聞いた警官も何人かいた。
みんな動画を取る為待機してる。
すると突然光がみんなの前に妖精があらわ
れたなんて事はなかった。
透明であらわれてスキを見て扉から入って
きたように対応した。
これにはみんな驚いた。
「後ろから」
「どこからきたんだ」
「まさか入口から正統派か」
「これはこれは」
色々な声が出た。
「まさか後ろを取られるとはな」
神の発言だった。
「なんなんですかこのかわいい生き物は」
羊田が叫んでいた。
「まさかこんなのがいるなんて実に興味深
いですね」
中亀だった。
大狼はじっと見ていた。
小鹿もずっと観察していた。
ピアノ線はないみたいですねと思ってたか
もしれない。
白石は違う意味で見ていた。
かわいすぎる。
たいていは驚いてるものがほとんどだった。
「それでそれがカップ麺ですか」
男はうなずいた。
「中を見せてもらえますか?」
男は開けてみせた。
みんなが思った。
妖精は用心深いと。
チョコは言われていた。
カップ麺の値段がわからないが。
だがマスターがそれを確認するのだ。
マスターから連絡があった。
200円以上するものみたいだ。
「ではこれで契約成立ですね」
「あのそれで呪いは解除します」
だが。
「ちょっとまった」
誰かの声が。
「え」
思わず動きが止まる。
いったいどういう事ですか?
ちょこは思った。
「すいません呪いが解除されるのを撮影し
たいので手を見えるようにしてもらえませ
んか」
「わかりました。ではどうすればいいか教
えてください」
色々ともめたがどうやら撮影ポジションと
ポーズは決まった。
「すいません妖精の目線こっちにください」
「あもっと手は見えるようにしてください。
手だけ見れたらいいですから」
ようやく決まって。
「では解除します。エイ」
手の甲から気持ち悪い模様が消えました。
「パチパチパチパチパチパチ」
そこで拍手が起こった。
かなり疲れた。
「じゃあもう帰りますので」
「え3分間撮影させてください」
チョコは思った。
さっきまで撮影してましたよね。
どういう事ですか?
マスターから連絡が今からサービスで3分
間だけ撮影してもいい事に。
「では今からきっちり3分撮影してもいい
です。みなさんこれはサービスって事を忘
れないでください」
撮影が始まると。
「妖精の国はどこにあるんですか?」
とんでもない質問が。
「ノーコメント」
「妖精は他にもいるんですか?」
「はいいます」
「どうして助けたんですか?」
「それはたまたま近くを通っただけです」
「いつもどこにいるんですか?」
「ノーコメント」
「彼氏はいますか?」
「ノーコメント」
「テレビは見た事がありますか?」
「あります」
「どんな番組が好きですか?」
「え」
「ノーコメント」
「犬派ですかネコ派ですか?」
「え」
考えたが家にネコがいるので。
「ネコ派です」
これには。
「おおー」
って声と。
「えなんで」
って声が。
「ああこれは私の個人的な話でそれは妖精
によって違います」
フォローしておいた。
「日本はいい国だと思いますか?」
「え」
考える。
「ああいい国だからいるんですよ」
「どこがいいんですか?」
「え」
考える。
「そうですね四季があるのがいいですね」
外人みたいな答えになっていた。
「もしかして四季がないところから来たん
ですか?」
「ノーコメント」
「いくつなんですか?」
「ノーコメント」
「異性と同性どっちが好きですか?」
「えあ異性です」
「なるほどなるほど」
「えー」
色々な声があがった。
「妖精は人間より強いのか?」
こんな発言するのは一人しかいない。
みんなそれは納得した。
「えノーコメント」
「誰でも助けてくれるんですか?」
これは小鹿だ。
何を言うか考えてたみたいだ。
「え」
さすがにこれは想定外だった。
「そうですねボランティアではないので誰
でもと言うわけじゃありません」
「じゃあ金を持っていたら悪人でも助ける
んですか?」
これも小鹿だ。
「えあ助けると言っても犯罪を助ける事は
ありません」
小鹿は思った。
誘拐犯から女の子を助けたのはあなたです
かだがこれは一部の人しか知らない話だ。
だから聞くのを諦めた。
「どうしてどうしてそんなにかわいいんで
すか?」
これは暴走したあの人だった。
しっかり暴走していた。
目はハートマークだったかもしれない。
「あありがとうございます」
それしか言えなかった。
「そろそろ時間みたいですでは失礼します
さらばじゃー」
チョコは飛んだ。
そうやって扉から出ていった。
「え」
みんながカップ麺はと思ったら。
いつのまにかカップ麺も消えていた。
「えー」
「誰かカップ麺を見てたやつはいないのか?」
しかし誰も見てなかった。
みんな撮影に夢中だったのだ。
妖精がいるのになんでカップ麺見る必要が
ある。
みんなそんな変態はここには誰もいないと
思った。
変態がいたら言わなくてもよかったと思っ
たかもしれない。
だがそこは変態しっかり言うだろう。
俺が見た私が見たわ。
だからここには変態がいないのだ。
よかったよかった。
あわててみんなが通路を見たがすぐにわか
らなくなった。




