そんな大きいお願いはしません、よ?
12時までには間に合いました!出かけている間に4万PVありがとうございます!!
いまこそ。
パーティー会場にいたときに考えたことを実行するべきだと思うのです。
「お父様お母様!お願いがあるのです」
かわいく!上目遣いに!
さぁ、可愛いだろう。美幼女花奈ちゃんの上目遣いだよ!!ひれ伏せ!!
「なんでも叶えてあげるわ花奈ちゃん!」
「何が欲しいんだい?花奈ちゃんのための国かい?いますぐに近くの国を乗っ取ってくるよ」
待ってください。お母様はいいとして、お父様!?いくら私からのお願いが嬉しいからって、国を乗っ取ってくるって……。
これまたやりそうで怖いんだよなぁ。
「違います。私が欲しいのは、学校へ行かなくてもいいほどの教養です」
「いいだろう!国1番、いや、この大陸1番の家庭教師をつけよう!!」
お父様即答だな!?
まぁ、まぁいいでしょう。
思った通り!!
そして。
そろそろ5歳児のこの身体は夜更かしがきついようで。
お父様とお母様におやすみのキスをされて私はベッドに潜り込む。
おやすみなさい。
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ふわふわの羽毛布団に潜り込んですやすやと眠る天使。
全く可愛い。
我が美人の奥さんがベッドに腰掛けて天使の頭を撫でている。
優しい微笑みを浮かべて。
絵画にできる完璧さだな。
「報告いたします」
「なんだ」
「2の家のご子息様が花奈様に暴言を」
「2の家に連絡して、厳罰を。そのご子息様は反省しているのかな?」
「まだ家のことを理解していないようでしたので、当主様がお教えするかと」
ふむ。
2の家の子息の名前ってなんだったっけ。
忘れた。まぁ、それだけ平凡なのだろう。そんなやつが、天使に暴言?おこがましいにも程がある。
「これからも我が天使に仇なす者は排除・報告するように」
天使が美しく羽ばたけるように。その羽根には黒が一切ないように。
繭に優しく優しく包み込む。




