二人
貴方と別れて私は私を失った
10月2日
仕事を早めに終わらせて
私は急いであなたに会いに行く
私たちの関係は恋人
毎月3日は二人の記念日
遠距離故になかなか会うことができない二人
記念日に休みが合うはずもなく
いつも電話越しにおめでとうを言い合う二人
それだけで幸せで
望みすぎてしまったのでしょうか
ありったけの記憶から
貴方が好きなものを袋いっぱいに
詰め込んで
あなたの住む町へ
向かうの
駅で待ち伏せなんて
したことなんかないけど
ちょっとわくわくしていたの
どんな反応するのかな
どんな表情するのかな
私の幸せを満たせるのは
貴方しかいないのに
貴方の姿が一瞬見えて
私の胸がどきっとしたの
でもその幸せは長続きしなくて
腕組んで歩く貴方がいたの
私と目があって
一瞬時が止まった二人
しゃがんでいる私に
言う言葉は
ごめんね
ほらね
わかってるよ
貴方はいつもそうやって
私に謝る
そんな目をされたら
私は貴方から離れられなくなってしまうから
私は笑みを作った
強く握りしめていた詰め込んだ思いを
貴方に渡したの
よかったら食べて
下を向いた貴方に
キスをしたの
別れないよ
そう呟いて