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30イベント初日3

 


「シルルよ!この僕の美しい去り方をしかとみてくれたかね?!どうせだったら撮影をしてても今なら許してあげなくも無いぞ!いや、撮ってください!!なんか今の僕すごく輝いてる気がする!」



 え、台無し?そんな言葉、知らんなぁ。



 皆様の前が御失礼願った数秒後のこと。少し高めのテンションで僕は再開したシルルに話しかけた。


「あっ!……ふーふー、ふふぇふぇふぇ、ふぃふっほほふふぃ……ごくん。……え?ごめん。聞いて、なかった。……なん、て?」

「嘘ォ!いつの間にか頼んでいた人払いを後回しにして買ったであろう屋台の肉まんを堂々と食った上に僕の言葉を完全に聞いていなかっただとぉ?!」

「めんご」

「めんご!?」


 いつからシルルはそんな言葉遣いに。……子供の成長って早いんだな。



「道は……誰も来てない、よ?」

「そういえば離脱劇の途中だったな。よし、じゃあ早く行こうか。シルルまで見られたら厄介なことになる」



 主にコノカが騒いで。そして俺が悶えて。


 というのも、コノカが文句言う時は必ず耳がぴこぴこ動いて、頰はぷくっと膨らんであざとさを疑うレベルで可愛いのだ。半端なく可愛い。略してぱなかわ。


 そんな可愛くて、抱き抱えてからずっと固まっているコノカを軽く抱え直して僕らはコソコソと路地裏へと舞い戻るのでありました。



「さてさて、これで無事路地裏まで避難完了だな」

「……くえすと、達成?」

「ついでにコノカ捕獲計画も同時達成だ」

「ぱちぱち?」


 なんで疑問形。普通に拍手してくれていいぞ。



 まあ、なにはともあれ、肉まんこそ食べていたがシルルは人払いをしっかりと行ってくれていたようで、想定よりもスムーズに避難することが出来た。抱っこしていたコノカをそっとおろし、路地にある階段に座らせてからコートからローブへと再び衣装チェンジをする。仮面は……外しとくか。




 数分経ちまして。




 初めは色々ショックだったのかへなへなとしていたコノカだったが、シルルにつつかれたり肉まんに対抗して僕が買ってきた綿あめを食べてたりしている内に調子を取り戻してきたらしく、手についた綿をペロペロと舐め取りながら僕とシルルの会話に参加するほどにテンションが回復していた。



「……先ほどはありがとうございました」

「お互い、様」

「いや、シルル。ここは素直に感謝を受け取るのが吉だぞ」

「……なんで?」

「恩着せがましくコノカに接することで何かいいことしてくれるかもしれないからだ。あ、コノカ。僕は肩たたきでいいよ」

「相変わらず清々しいクズさですね。なに『自分は軽いお願いしたから好感度上がったでしょ』みたいな顔をしてるんですか。上がるわけないじゃないですか」



 コノカはため息気味に言った。僕は平に謝りつつ手に持っていた肉まんを貢いだ。綿あめの後に肉まんって、普通順番が逆ですよ、と笑われてしまった。屋台だから気にしない気にしない。


「よく考えると、路地裏にある小さな階段に座ってものを食べるっていうのは不良染みた行為に思えて来たな」

「現実と違って路地裏だから特段汚いってことは無いですけどね。……けどギアリーの中の不良のイメージ像は随分と昔の不良なんですね。今じゃ路地裏なんて合ってないようなものですよ?」

「区画整理で道はどこも同じような幅だからな。けど田舎の方はまだまだ路地裏はあるぞ。路地裏というには明るすぎたり、狭すぎたりするけどね」


 うちの周りは畑ばっかでそもそも散村だから区画整理もなにもないんだけどな。都市暮らしは羨ましいぜ。




 パシャリ




 急にどこからともなくシャッターの切る音がする。

 びくっ!コノカの肩が跳ね上がる。俺は食べていた焼きそばから目を離し少し宙に目をやり笑って僕らの上を指した。コノカ達もそのさす方向を見る。そこにはコウモリの羽がついていて、『運営』の札がかかったカメラがこちらを向いていた。



 パシャリ



 その様子も遠慮なく取られる。そういえば、このイベント中は運営のカメラが飛び交うって額ちゃんが言ってななぁ。



「……あーあ。またなっちまうかもな。今週の一枚」

「そうしたらもう諦めますよ……。そろそろ気を張り続けるのも疲れて来ましたし」



 そりゃそうだ。コノカは今回の一件で大分すれて、また少し神経が太くなったようだな。そう、この焼きトウモロコシのように。……なんにも上手くないな。もう食べきって芯だけしか残ってないし。



「……そういえば、なんだか日本の屋台の食べ物が多すぎやしませんか?」

「いや、それは僕のチョイスだな」

「そうですか。ゲーム特有の屋台とかも見てみたいですね」




 そうこう話していると、黙ってあんまんを両手に持って食べていたシルルが頰にかけらをつけたまま僕とコノカの2人を見比べていたのに気づく。何となく見返しているとシルルは突然手筒をうって「あ、そう言えば」と口を開いた。






「ギーギーはコノカのこと好きって」


 ……ん?


「ちょいちょーい?!」

「言ってた、よ?」

「言い切りやがったな!」



 いきなりなにぶっこんでんですか?!シルルん?!まだこの話入って千文字も経ってませんよ!こう、順序ってものが……。というか絶対タイミングがおかしいだろ!





「へぇ、ギアリーは私のことが好きだったんですねー?」


 ノリノリっすね!先輩!突然の報告に対してあっさり対応すぎます!!もしかして言われ慣れていらっしゃる?


「べ、別にあんたの事なんか……!」



 必死の抵抗を試みる。別にやましいことは無いのだがあの時の会話が蒸し返されると僕が恥ずか死んでしまう。


「……何の真似かは分かりませんが、ローブの姿でくねくねされても気持ち悪いだけですので即刻やめてください」

「ひんっ」

「あと私はシルルさんの方が好きです」

「まさかの三角関係勃発!?」


 カメラがどっかいってくれて助かったよ。これで録画機能が搭載されてたらシャレになんなかったぜ。わろわろ。


「……よしよし」

「シルルぅ!!コノカさんがいじめるよー!」

「よしよし。大丈夫、だよ?」


 こんな僕を撫でてくれるなんて何で優しいんだ!!やっぱりシルルは最高だよ!!ビバ、マイエンジェル!


 飴と鞭。


 すっかりこの流れの原因がシルルであることを忘れている僕だった。





 ー・ー・ー






『おおっとぉ!!ここで一番乗りのトージョーだああああ!!!』





 3分後。


 シルルに撫でてもらいながら綿あめを食べることで擬似的に夏祭りで転んでしまってお姉さんに慰めてもらう少年の気分を味わっていると、空に浮かんだホログラフィックディスプレイから大きな声がした。


「……む、先を越されましたね」

「よくもまあこんな広大な土地の中から1時間もしないうちに合流できたもんだ」


 画面の中では中継のカメラの真ん中で笑って万歳する六人組(フルパーティ)の姿が。見た目からの判断になるが、自由国家連合のプレイヤー達のようだった。





『思ったよりも早かったね、クボミちゃん』

『そうだね、ヒタイちゃん。まさか、クボミちゃんの運営罵倒100連発が終わらない内に出ちゃうなんてね。まだ言い足りないよ!』

『……正直助かりました、ハイ。罵倒が13を数えた時点でもう既にエグいこと言ってましたからね』

『媚びず!媚びず!干される!』

『分かってるならやめて下さい!私も干されるんで!』






「この一番乗りがいる画面の場所ってどこかな?」

「多分、ここ」


 自分で出したウィンドウに出出した地図を叩くシルル。叩かれた場所は走って10分位の所にある噴水広場から少し離れた場所だった。


「こんな隅だったのか。よく分かったな」


 さっきの場所は死角になりやすそうな角度からの撮影だったんだな。シルルになんで分かったのか聞いてみると意外な回答が返って来た。


「ホログラムの画面にあったこの店、さっきの占い屋さんの、本店。さっきのとこの看板に、地図あった」

「あー、確かにあったような気もするな。よく分かったな」

「がんばっ、た!」



「ギアリー!!」


「どうした?」

「リリーさんとジャバウォックさんと時子さんがいました!!」

「どこだ!?」

「画面の中です!!!」


 何ィ!!とホログラムに顔を戻すと、栄えある第一パーティの少し後ろのベンチに確かに見覚えのある3人組がいた。


 ローブに仮面をつけた3人。


 ボルトの打ち込まれた鉄板の絵柄をつけた女性と左目を中心にガラスが割れた時のようなヒビがペイントされた仮面をつける金髪。そしてミッフィー。


 どう見てもジャー坊たちだった。



「おい、なんでジャー坊たち」

「なんで時子さんたちは」


「……麻雀、してる?」


 取り敢えず、会ったらぶっ飛ばそう。

 そう一致団結した僕らは呑気に三麻をしている怪しい仮面集団に突撃することにした。







 ー・ー・ー






「立直・一発・ツモ・清一色・断么・一盃口・裏ドラ三つ!占めて14翻!!8000・16000の数え役満だね」

「うぎゃー!ぶっ飛んじまった!!」



「そうかそうか!そのままぶっ飛べや!!!」







 十数分後、駆けつけた勢いのままリリーをぶん殴る。




「ごばぁ!!な、何すんだ突然!!!」

「いやお前らは何してんだよ!!」


「「「三麻」」」


 見りゃわかるよ!!なんでやってんのかって話だよ!!周りの目が気になんないのか、この人達は!……あ、いやこの人達は目立ちたいんだっけ?って、今はそんなことどうでもいい。


「つーか、よく出来たな!このイベント会場って金とアナザーワン以外のアイテムの持ち込み一切禁止ですよね!!」

「買ったのよ」

「なんで?!そんなものよりもっと先に見つかるもんあったでしょ?」


 可愛い後輩たちとかさ。全く、この人の生き生きとした感じといったら、合流した時のコノカとは大違いだな。


「おい、ギアリア。ごちゃごちゃうっせえぞ」

「お、お前!おまっ〜〜!……!!……おーけー。じゃあ、最後に一つだけ聞く。……うるさくさせるようなことをしてた自覚ある?」


「「「ない」」」


「戦争だ」


 男には明らかな負け戦でもやわなきゃいけない時があるんだよ!まずはミッフィーをモザイクがかかる画にしてやる。


「……戦争?おっ、じゃあ4人メンツが揃ったな。じゃあ萬子いれてもいいな」

「次は負けないわよ」

「なら今度は何か賭けでもするかい?」

「戦争ってそっち!?いや、ナチュラルに始めようとしないで下さい!つーか、僕やりませんから」




 油断も隙もあったもんじゃねえな。ベンチに広げた麻雀牌と緑マットをジャー坊にしまわせる。残念そうな雰囲気の時子さんを華麗に無視して僕は話題を変えるようにリリーに言った。この話はもう終いだ終い!



「コノカのローブある?」

「おう。コノカちゃんには悪かったな、できるてるぜ」


 ぽす、とコノカの手の上にローブを乗せる。僕が着ているものと大して違わないそれをコノカはいそいそと身につけて、時子さんに描いてもらったお面を顔にはめた。そしてえっへんとこちらを見てくる。


「おお!なんかミステリアス・レディって感じだぞ」

「そうでしょうそうでしょう!大人の色気がプンプンってやつですね!」

「それはないな」

「それはねえな」

「なっ!」


 うん、絶対にないな、保証する。しかしこの会話、文字に起こすとなんの違和感がないけど実際に話している身としては物凄い気持ち悪いぞ。なんてったってこちらも向こうも仮面をつけているものだから表情が全く見えない。ショックを受けているコノカも実は仮面の下は満面の笑みだったりするかもしれないのだ。……うん、絶対にないな、保証する。


 と、そこでふと気づく。


「そういえばなんの刺繍をしてたんだ?」


 狐目の模様がなされたお面のおかげでコノカの雰囲気はガラッと変わったが、ローブに関していえば、最後に見た狼狸狐の互いが互いの尻尾を追いかけ回す刺繍以外には特になんの変わりもない。


「刺繍したのは裏地だ」

「裏地?そいつぁどんな柄でえ?」


 リリーの言葉につい僕はローブをめくる。


 コノカのローブをめくる。



「突然何するんですか!」

「すみませんでしたっ!」


 叩かれた。当たり前だ。


 しかし、収穫はあった。少しの間だったが、ちらっとだけ見えたのだ!僕はその瞬間を無駄にすることなくしかりと見たぞ!




 そう、コノカのおへそをな!!





 ギルティ?少し待て。言い訳、いや誤解がある。……いまのはただの事故だ。自慢じゃないが僕は、自信を持って『可愛い女子にセクハラなんてできるほど女性経験を積んでいない』と言えるほどに初だ。正直今でも時折目を逸らさないとコノカ達と話だってできないレベルで初なのだ。


今回だってただ触るだけのつもりだったのだ。そう、触るだけのはずだったのだ。


 しかし、今回はセクハラの神様(ドチクショウ)が僕に祝福(のろい)の後押しをしてくれたおかげで、ローブだけでなく和装まで勢い余りまくって深いところまでめくってしまった。誠、不本意である。むしろ遺憾であると言ってもいい。できる限りすぐに目をそらし、万能気遣いスキルを使って何事もなかったかのようにめくった手を下ろしたが、そんなことコノカにとってはどうでも良いことだろう。……とんだことをしてしまったようだった。遺憾ではあるが、残念な気持ちの方が優っている。これが、これが後悔という感情なのか。



 嗚呼。本当に、見たのが僕だけでよかった。




「いや、良くないですよっ!?どうしてそこに行き着くんですか!残念なのはギアリーの頭ですし遺憾なのは私の方ですよっ?!」





 ですよね。




 ……と、言うことで。コノカにしてしまったことと見てしまったおへそに深い深い念を込めて真の座礼をすることにした。思い出(トレジャー)から滲み出てしまう邪念に蓋をすべく【挨拶】スキルも併用して。




 早い話が自主的に(厳密には全然違うが)土下座をするということだった。






 言葉はなく、膝をつき、指を揃え、深く上体を下げる。



 できる男は背中で語れ。さもすれば、全ての気持ちは相手に伝わるのだ。










 ごめんなさい、コノカ。そしてありがとう、コノカ(おへそ)








「……なんででしょうか。これ以上ないくらい良い姿勢で心のこもった土下座の筈なのに、これ以上ないくらいの無礼さを感じます」


「……ごめんなさい」


「なにに謝ってるですか?」


「ごめんなさい」







 そう、全てのことは通じるのだった。






 ー・ー・ー





 最後は今までの人生の何百倍もの心を込めた謝罪をひたすらにすることで許してもらった。マジ謝りである。おへそは往々にして奥宝(おうほう)なのだ。紳士として当然の結末である。





「明日の自由行動での会計全部ギアリー持ちですからね!」

「もちろんです!お嬢様!」

「……まったく、調子が良いんですから」



 許してもらえたものの、裏地を見せてなんていう雰囲気じゃなくなっちゃったな。残念だな。

 ……どれもこれも神様が悪い。



「ギアリーは敬虔な信徒さんにぶっ飛ばされそうなセリフを平然と言いますね」

「それほどでも」




ー・ー






「そろそろエントリーするよ」



 ジャー坊から声がかかる。気付けば広場に着いてからかなりの時間が経ってしまっていた。あの後、クエスト達成を無視して麻雀に精を出してしまったのが主な原因だ。因みにいまの対局は負けそうになったジャー坊が「回鍋肉!」とか叫びながら上が(チョンボ)って自滅して終わった。




 はーい、と答えてエントリーしていると一足早くクエスト達成をもらった時子さんが近寄ってきた。



「あんた、さっき何やってたのよ?」

「麻雀ですけど?」

「私もやってたわよ。ってそうじゃないわ。コノカちゃんに土下座してたじゃない」



 時子さんは僕の真の座礼をみてしまっていたようだ。……とりあえず、挨拶でも返して誤魔化そう。



「あ、時子さん。お久しぶりっす」

「さっきからずっと会ってるわよ。……で、何やってたのよ」

「あ、時子さん。お久しぶりっす」

「あ、あんたねぇ……」

「ギアリーが私のおへそをみましたー」

「ほほう?」

「すみませんっした!ほんますんませんどすえ!ごっつう許しくんろだべ!」


 最早めちゃくちゃだ。自分でもなにを言っているのかわからない。


「北から南まで勢揃いじゃない。あんたどこ出身よ。……それでどうしたの?」

「明日屋台全品奢ってもらうことにしました」

「あら、優しいのね。それだけ?」

「慣れましたので」

「……ほほう?」

「それは流石に誤解です!」




『クエスト達成を確認しました』



 ナイスタイミング!



 ジト目の時子さんを受け流した僕は大きな声で話を遮る。さっきとやってる事は同じなのに立場が違うだけでこんなにハラハラするなんて思いもしなかったぜ。


「お、確認来ました!」


 じと〜。穴が開くほど見つめられる。


「……まあいいわ。あとでしっかり聞かせてもらうから」



 ひとまず引くわ、と目を離してくれた時子さんにほっとしたのもつかの間で、クエスト達成を確認したところで運営カメラが飛んできた。



 他の場所でもクリアしたパーティが出て来たらしく歓声が聞こえてくる。



「あちゃ〜、ちょっと出遅れちゃったね。これだと少し目立ちにくいかな」

「いやいや、他の奴らはローブに仮面なんて気合の入った服装してねえから安心しろよ」

「だと良いんだけどね。……どうやらこのカメラ記念撮影のつもりで来たみたいだけど、コノカさんは目立つ耳を出したまま撮られて大丈夫?」

「はっ!しまりました!ギアリー!ボーラー貸してください!」

「はいよ」


 ぽすり。耳を中に入れるように被せてやる。


「おっ!やっぱりその帽子ギアリアにあげたんか」

「えへへ」


 そういえば、リリーの店で買ったんだっけ?ちょうど良い機会だし、僕もなんかコノカは勿論、シルルにもあげたいな。イベントの露店とかで探してみるか。



「あと10秒だってよ」



 ジャー坊が笑ってこちらをみる。



 僕らは急いで並ぶ。あ、こらコノカ!良い顔して無理に押すなって!ジャー坊も押し返すんじゃない。まるでメトロノームのように行ったり来たりする僕。カメラから出るカウントが3を切った所でトドメとばかりに後ろからシルルが乗ってきた。


「いてぇ!」






 パシャ!!




 僕らにとって、一際大きく聞こえるイベント開催の祝砲が広場に鳴り響いた。








 呆気なく刻まれた、後の有名な一枚の写真。そんなことは知らずに僕らは何気ない日常(ゲーム)を今日も刻んでいく。





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