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うじむし24




 『氷魔法』の練習中、私はあることに気付いた。

 今さらと言えば今更なのだが、自分の魔法でダメージを受けないのだ。


 空気を冷やしたり氷を作ったりした時に、寒い、とか冷たい、と感じるけど、それだけだ。


 私の防御力と耐性の低さならば、自分の魔法でもダメージを負いそうなものなんだけど、そこのところはどうなんだろう?


 魔術大全にも、未熟なものが身の丈に余る魔法を行使すれば後悔することになる、と書いてあったんだけど……。


『簡単なことです。瑠璃様が御自身の扱える範囲の魔法を使っているからでしょう』


 いや、私ってまだまだ赤ん坊じゃん?

 種族名もマゴットだもん。マゴットってうじでしょ? 蠅の赤ちゃんじゃない。


 そんなのが魔法使うって、どうよ?


『確かに体はまだ未成熟かもしれませんが、精神はそうでは無いでしょう? 魔法とは精神に依存するものです。ですから、今の貴女でも充分に扱うことができるのです。何なら、もっと強力な魔法でも』


 そうかぁ、精神かぁ。

 システムさんが私のことを高く評価してくれてるのは分かったよ。

 ちょっと、嬉しい。むふふ。


 システムさんに褒められると、私のやる気がぐんぐん上がるね!

 それじゃあトコトン喜ばせてやろうかな?


 もっと強力な魔法が使えるとシステムさんが保証してくれるのだから、私は勇気を持って挑戦したいと思います。


 私が今『氷魔法』でやっていることは、主に……。


 ① 空気を冷やす

 ② 冷やした空気を凍らせる


 の二つだけ。

 凍らせる形は結構自由みたいだけど、広範囲を一度に凍らせるにはMPが足りないかな。



 そういえば、『氷魔法』は後付け、というか、魔法を使う経験から取得したスキルだけど、それ以外はチケット、もしくはポイントから取得したスキルだ。

 ポイントの獲得可能スキルの欄に、魔法が無かったということは、もしかして魔法は経験でしか獲得できないんだろうか?


『魔法に関しては、その通りです。ですが、それは才能や適性に多いに左右されます』


 やっぱりね。

 魔法に関しては努力で覚えるしかないのか。

 あとは……、生まれつき覚えているみたいなチートも有るのかな?


『有りますが、その場合は適性のほぼ100%が生まれつきの魔法に振られているでしょうね』


 なるほど、一芸特化ね。私が目指しているスタイルだわ。



 お腹が空いてきたので、ここでゴブリンをぱくり。


 おぅふ、久々に匂いや味のある肉を食べたから、何か口の中に違和感を感じるわ。

 凍らせたことで多少軽減されているけど、これは暫く辛いかも……。


 灰色肉は味もなにもしない分、考え事の邪魔をしなかったもんね。


 ちょいと箸休めに寄生虫の方をもぐもぐ。

 というか、しゃりしゃり。凍らせ過ぎだ。寄生虫シャーベットとか誰得だよ。

 でも、まぁ、ゴブリンよりは美味しいかな?

 小さいやつなら一口だし、オヤツにいいかも。


 んで、食べつつも『氷魔法』ね。


 ちょっと思ってたんだけど、空気中の温度を下げて凍らせるって、不便だよね。

 魔力は変化を促す力。

 魔法は引き起こされた結果。


 私の今の『氷魔法』の流れは、空気中の水分を冷やす、ということに魔力の大部分を使用している。


 これ、温度関係なく出来ないかな?


 いや、でもそうするとなぁ、冷たくない氷ってイメージが出来ないんだよなぁ。


 魔力で空気中の水分を気体から個体に変えることは出来るらしい。というよりも、『氷魔法』としてはそっちが正しい。

 私は気体から個体へ変化させる過程で、わざわざ温度を下げる、という行程を挟んでいるのだ。


 魔法と言うのはイメージの力らしいので、正しい方法を踏襲するよりも、自分がイメージしやすい方が威力も効率も上がるらしいのだが……。


 魔法陣も同じ。

 決められた図形や並びで思考と想像の補助をしている、という側面が強いらしい。

 今この魔法の為の陣を描いているんだぞ! と思うことで威力を高めている、ということなのかな?


 らしい、らしい、と推定の話が多くなる。


 実際、検証するほど使ってないもんね、『氷魔法』。

 検証出来るほどの幅を持たせることができていない、の方が正しいか。


 なので、今後は『氷魔法』をバンバン使っていこう。

 思い付いた使用方法をドンドン試して、検証するのだ!


 ふふふ、いずれは氷原を飛び回り氷の上級魔法を放つ蠅型のモンスターに……。


 ん? なんかそんなのどっかにいたな…………。



ドラ〇エにマ〇ャドフライというモンスターがいてな……

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