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俺、元ヒーローっす。  作者: 仙崎 龍牙
20/21

破壊する大蛇(オロチ)

ゲートから出た直後に通信が入る。


「こちらオロチ部隊参謀担当のナギというものです。 どうせオロチ様はおおざっぱな作戦しか言ってないと思います。 しかし安心して下さい。 私達が索敵等のサポートをしますので安心して戦闘に集中して下さい。 あと10分ほどしたら市街地に到着しますが、そのまま私達のトラックに続いて真っすぐ進んで下さい。 戦闘開始の合図が出るまで、もう500メートルほどの距離をとり、変身もしないでください。 合図と同時に攻撃をお願いします。 それでは健闘を祈ります。」


そう言い、通信は途絶える。 とりあえず、指揮をとるのはオロチではなく、バックアップチームがちゃんと付いているということだ。 これで余計な心配をしなくて済みそうだ。


俺は指示に従い、少し速度を落とす。 そして通信回線の周波数をオロチ部隊の回線に合わせる。 


こちらは喋らず、向こうの声をこっそり聞くだけだが。


「今回、生き残れるのか? セインツが抜けたとしてもかなりの戦力が・・・」


若い男の震えた声が聞こえた。


「お前は決戦に臨むのははじめてだよな? オロチ様はなあ 今まで何度も先陣を切ってるが一度も敵に背を向けたことがない。 帰った後、オロチ様は宴会をやる。 その時に俺がオロチ様の武勇伝を教えてやる。 だから死ぬなよ?」


それをなだめるような声。


「ははっ。 レイ 調子乗るなよ。 前の時はお前が震えてたくせに。」


その後大爆笑が聞こえる。


「先輩、ソレ言わないで下さいよ~。 せっかくカッコよく決めれたと思ったんですから~。」


という声の後にまた笑い声が聞こえた。 決戦前というのにそれをまったく感じさせない雰囲気で、体に張っていた余計な力が抜けるのを感じた。

そしてしばらく会話に耳を傾けていると、最初はチラホラと見かける程度だった家が、ビルに変わり、それが大量に並んでいる。 そして通信が入った。


「もうそろそろ到着します。 この攻撃は敵に察知されている模様。 正面にバリゲードが形成されています。作戦内容がどこまで察知されているかはわかりませんが、強行突破します。 突撃願います!」


俺は二重に聞こえた突撃の合図の返事を、バイクのエンジン音で返す。 一気に急加速し、先頭に立つ。


「『変身!』」


俺の叫びと同時に黒と銀の糸が俺の身体をおおう。


さらに加速しようとしたら、横を10tトラックが追い越す。 一体どのくらいの速度出してるんだ!? こっちは140キロ出してるのにそれを越していくトラックって一体!?


俺の心の叫びを無視するかのように先頭のトラックは加速していく。


共通回線からナギのこんな声が聞こえた。


「敵バリゲードまであと30秒!偽装外装解除!機動小隊。 出撃!!」


いきなり引っ越しトラックのようになっていた荷台が弾けとぶ。


荷台を観ると大量のバイクとそれにまたがった戦闘員。 そして一番前のひとまわり大きなバイクにはオロチが乗っていた。


「戦闘開始だ! 突撃いいいい!」


オロチの叫びと同時にバイクが吠える。 そして、次々と荷台から降りて行った。


最後の1人が降りると同時に目の前に遭ったバリゲードを蹴散らしながらトラックは突っ込んで行った。


「機動小隊反転! 一気に攻めるぞ! 俺に続け!」


「おおおお!」


オロチのバイクがトラックが突っ込んだことにより、できた隙間に突っ込んで行く。 後のバイクもそれに続いた。 俺もそれに続くように戦場に飛び込んだ。


オロチをかいいているうちにだんだん好きなアニメキャラに似てきたなーと感じてしまいます。


PVが2000を超え、驚いている俺でした。

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