予想外の事故(トラブル)
直後、頭に強い衝撃を受ける。 そして地面にたたきつけられる。 その後もあちらこちらに身体をぶつけ、今自分がどこに居るのかすら分からなくなる。
「スラスター 停止!」
スラスターが止まる事でそのまま落下する。 俺は痛む身体を抑えつつ通信回線を開く。
「博士! こりゃどーなってるんだ! 前に進むどころか同じトコぐるぐるまわってただけじゃねぇか!」
俺はぶつけたせいか所々色が変わってたりヒビがはいっていたりする壁を見渡しながらこう言った。
「いや~ ゴメンゴメン。 まったくテストしてなかったからね。 正直シミュレーションすら終わってないものだったからね。 とりあえずいいデータが採れたよ ありがとう。」
正直殺意を覚えた。 博士を後でボコボコにしてやろうと思い俺は第三ブロックへ走って行く頃にした。
500メートル走るのはさすがにきついかと思っていたが案外楽に行けた。 昔の俺は陸上の選手でもしていたのだろうか。
そんなことは後だ。 とりあえず今は目の前の事に集中だ。 集中。
目の前は広いスペースとなっており、 コンテナのようなものが大量に置いてあった。 ここは荷物の搬入口か何かだろう。 近くには白衣姿でアサルトライフルを撃っている人が居たので話しかける。
「状況は?」
「敵はまだ一体も倒せていない! 装備はアサルトライフルとグレネ―ドだ。 戦闘員の半数は戦闘不能だ。 はやく援護行ってくれ!」
男は慌てながらそう言う。 事態は思ったよりもまずそうだ。
「クロー スタンバイ!」
「リョウカイ。 クロー スタンバイ」
新しい装備はさっきの脚部スラスターと腕に仕込まれたアームバルカン。 アームバルカンを使いたいところだがさっきのような事故があっては困る。 最悪腕が吹っ飛びかねない。 俺は今回もクローとアンカー、スモークで乗り切る事にした。
俺は5メートルほどの大きさのコンテナに飛び乗り上から攻める。 白い防弾着を付けたやつが居る。 レーダーでは灰色で表示されている。 どうやらこいつは敵らしい。
俺はコンテナからコンテナに飛び移りながら敵めがけて走って行く。 ばれないように音をたてないように気を付けながら。
俺は3つほどのコンテナの上を歩き、敵が真下に見えるところまでたどり着く。 相手はまだ俺に気が付いていないらしい。 これはチャンスだ。
そのまま飛び降り、敵の口を押さえ、背中をクローで突き刺す。 そして勢いよく引き抜く。 あと9体だ。
俺はそう思いながら再びコンテナに飛び乗った。
武器のアイディアが出ない・・・ もっと遠距離増やしていいのかな?
だんだん難産になって行ってそろそろルンフォのほうも更新しようかな? と思っている俺でした。