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2話 天使

ーーーーー!!

眩しいな、、、

眩しさと共に目が覚めた。

寝てしまっていたようだ。


あれ?ここはどこだ?

辺り1面に花が咲いている。花畑のようだ。


もしかして俺、死んじゃった?

死んだなら死んだでいい。人生にやり残した事も特にないし、、


ほんとにここは綺麗なところだな。少し散歩しよう。

人気(ひとけ)もなく、鳥のさえずりと風の音が聞こえてくる。


少し歩いたら、湖があるひらけた所に出た。

人影が見える。

近づいてみると、そこにはなんと金髪の天使が居た。

やはり、死後の世界なのだろうか。


あの、こんにちは、天使さん?

話しかけてみる事にした


天使はこちらを振り返った

急に話しかけたからか驚いているようだ

俺は続けて問う。


天使ですよね?俺はなんで死んだんですか?これからどうなるんですか?


天使は戸惑いを浮かべながら口を開いた。

天使って私の事?

私は天使ではないわよ。私の名前はミシェル。エルフよ。死んだ?とかはよく分からないけれど、こんな森でどうしたの?

あなたのお名前は?



天使ではなかったらしい。ミシェルというエルフらしい。それにしても凄くかわいい。


俺の名前は佐野 隼斗。隼斗と呼んでくれ!


ハヤトね よろしく

ハヤトはこんな所でどうしたの?ここは王都からも離れた場所だけれど?


気づいたらここに居たんだ、正直、ここがどこかも分からなくて迷った言う感じかな。


あれ、ちょっと待てよ。

天使ではないってことは、俺は死んでないのかな。

王都?エルフ?なんだか聞き覚えがある

もしかしていわゆる異世界転生ってやつ!?!?


どうしよう、俺、住むところもお金もない、、

ふと、現実に戻り、不安が押し寄せてきた…


もし良かったらなんですが、私と一緒に王都に来ませんか?ギルドもあって、お金も稼げると思いますよ!

向こうに迎えの馬車が着ているので来るのであればついて着てください!


ありがとう、お言葉に甘えてそうするよ


馬車に乗った


あれ?この方は?

20歳後半か30歳程の執事のような服装をした男性が問う



さっき出会ったハヤトです

気づいたらここにいたと訳アリっぽくて、この森にずっといても危ないので王都まで連れてこうかと、、


そうなのか。

申し遅れました、ミシェル執事のクリスです。クリスとお呼びください。


乗せて下さりありがとうございます。

丁寧な執事さんだな、







ここは異世界定番の中世のヨーロッパみたい雰囲気だ。





執事ってことはミシェルはいい家系の貴族なのだろう。

ミシェルは見た感じ同い年ぐらいに見える。

何度も思うがすごくかわいい、金色の髪に、青い瞳 吸い込まれそうだ…


ハヤト そんな見つめてどうしたんですか?何かありましたか?


えっと、、王都はどんなところなのかなと思って、、

咄嗟に誤魔化してしまった。


王都を知らないってハヤト、一体どこから来たのですか!?

王都は花が咲いていて美しく、比較的治安がよく過ごしやすいところです。

近頃、王都の東のはずれに巨大なモンスターが出て危険ですが、付近に行かなければ安全です。


俺は、日本という国からきたんだ。

モンスターか、大変そうだな、絶対近づきたくないな、


やはり、日本という国は通じないらしい。

ミシェルもクリスさんも、頭にハテナを浮かべている。





---さぁ着きましたよ、ここがフルリール王国です---





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