相撲に関連する作品(相撲小説「金の玉」「四神会する場所」シリーズは、別途でまとめています)
大相撲の現時点での長期展望
同期の大相撲観戦仲間でのグループLINEに、大の里と尊富士の「大尊時代」になるでしょうか?
との質問がありましたので、それに返信した文章です。
(友人)
因みに…十両優勝の…
『尊富士』は再入幕成るか❓️
そして、
『大尊時代』成るか?⁉️
如何かなぁ❓️
(私)
尊富士、来場所は再入幕でしょう。
相撲界の長期的な展望については、今、予想するとしたら
2027、28年あたりまでは、大の里が中心、第一人者となる時代。
そのあと2030、31年あたりまでは、大の里と、今幕下の丹治純の二人が拮抗する時代になり、
それ以降は丹治が中心、第一人者となる時代になる、と予想しておきます。
今の関取で横綱になる可能性があるかなと感じるのは、大の里以外では、琴櫻、豊昇竜、霧島、熱海富士、伯桜鵬の五人くらいかなと思いますけど、実際に横綱になるのはこの中で精々二人くらいでは、とも思います。
お尋ねの尊富士については、学生時代に顕著な実績があったわけでもないので、新入幕優勝という偉業を成し遂げたときも、一発屋で、幕内最高優勝はこの一回のみでは、と予想していたのですが、十両での強さを見ると、将来大関以上、横綱になる可能性もあるのかもしれない、とも感じております。
相撲界の将来予想というのは、少年時代から楽しみのひとつとして、主に頭の中でですが、ずっとやってきました。
でも当たったことはほとんどありません。
それでも性懲りもなくまた予想してしまうのは、
それでももし概ね当たったら、ちょっと自慢な気持ちになれるかな、ということと、
外れた場合は、私自身にとっては予想に反した意外な長期的ドラマが見れたということになり、それが楽しいからです。
今回も概ね当たるよりは、自分の予想の範囲外の、意外な力士が主役になっていく、
そんな未来になることのほうをむしろ望んでいます。
(友人)
『大尊時代』…
古くは『杤若時代』→
『柏鵬時代』→『北玉時代』
その後、『輪湖時代』
→『曙貴時代』のように…
角界の新しいヒーローに
なって欲しいで~す
でも、個人的には…昨年の
大阪場所にて初めて見て
ファンになった『落合』→
(四股名改め)『伯桜鵬』…
アノふてぶてしい『面構え』
に、上がって欲しいですが
肩の怪我が厳しそうです
取敢えず…『新大関』を
応援します
(私)
長期的な予想と言っても、どうしても直前の場所の印象に大きく左右されてしまいますね。
昨年の7月場所後に長期的な予想をした際は、
伯桜鵬が新入幕で優勝争いをした直後でした。
19歳だった伯桜鵬(落合)が7戦全勝、一場所で通過した幕下を、22歳の大の里は、6勝1敗、4勝3敗と二場所で通過。十両昇進前に4つも負けたので、この二人の将来性は、伯桜鵬が大の里よりも上と予想していました。
1年ちょっとで、二人の立場がずいぶん変わってしまったなあと思います。
伯桜鵬は、今、十両に低迷してしまっていますが、ご記載のとおり故障してしまったことと、不祥事によって伊勢ケ浜部屋に吸収となり、生活環境が大きく変わってしまったことがその原因なのかなと思います。
故障が全快して、白鵬の宮城野部屋が元の形に戻ったら、大の里よりも三歳若いのですから、大の里に互していける力士になる可能性はまだまだあると思います。
力士としては背は高くないですけど、
あの相撲の取り口、下半身の安定感は魅力があります。
琴櫻と豊昇竜にも頑張ってもらって、
大の里の一強時代にはしてほしくないなあ、と思っています。