クライミング
僕は上を目指す。
ガンガン。
ガンガン。
険しき壁を僕は登る。
滑り止めを付けた指が次のルートに掛かる。
鉱石ラジオの陽気な音楽を聞きながら僕は登る。
ああ~~険しき壁だ。
素晴らしい。
ああ~~楽しいな。
楽しいな。
ガンガン登る。
おっと丁度いい窪みだ。
少し休憩。
さて再開だ。
僕は上を目指す。
ガンガン。
ガンガン。
険しき壁を僕は登る。
滑り止めを付けた指が次のルートに掛かる。
鉱石ラジオの陽気な音楽を聞きながら僕は登る。
ああ~~険しき壁だ。
素晴らしい。
ああ~~楽しいな。
楽しいな。
ガンガン登る。
おっと丁度いい窪みだ。
少し休憩。
さて再開だ。
僕は上を目指す。
ガンガン。
ガンガン。
険しき壁を僕は登る。
滑り止めを付けた指が次のルートに掛かる。
鉱石ラジオの陽気な音楽を聞きながら僕は登る。
ああ~~険しき壁だ。
素晴らしい。
ああ~~楽しいな。
楽しいな。
ガンガン登る。
おっと丁度いい窪みだ。
少し休憩。
さて再開だ。
僕は上を目指す。
ガンガン。
ガンガン。
険しき壁を僕は登る。
滑り止めを付けた指が次のルートに掛かる。
鉱石ラジオの陽気な音楽を聞きながら僕は登る。
ああ~~険しき壁だ。
素晴らしい。
ああ~~楽しいな。
楽しいな。
其れも此れもあいつのお蔭だ。
あいつのお陰で遺産が転がりこむ。
ガンガン登る。
おっと丁度いい窪みだ。
少し休憩。
さて再開だ。
ピッケルを大きく振りかぶり下ろす。
硝子の砕ける音と悲鳴が響く。
そして紅い花。
沢山咲き開いた。
「其れでアレが殺人犯?」
『いんや私が相続する筈だった遺産をネコババした一人』
「殺さなくてよかったの?」
『自分の会社の従業員を襲ったんだ社会的に死んだよ』
「命綱なしで自分のビルを登坂し窓を破壊……落ちて死んだほうがマシでは?」
『苦しんでくれないと気が晴れない』
「ビルに侵入そして暴行……人生詰んだな」