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ソフィアのその後のある一日

日にちがあいてすみません!!

今日はいつもより短めですが次回からまた動き始めます!

宜しくお願いします!

あれから数日後のある日の事、あの日からルースからの連絡はなくそのかわりこの国では様々な変化があった


殿下のありもしない噂を流していた貴族の息子は捕まった

目的はルースとソフィアとの婚約破棄らしい、なぜそのような事をしたのかという理由は聞かされていないし公表もされなかった

そして、その事件が幕を閉じてすぐルースはソフィアに護衛騎士を寄越した、最初は理由も分からず公爵家に仕える騎士が護衛していたのもあって断っていたのだが彼が引くことは無く[未来の王妃に何かあってはいけない]の一点張りだった、そして結局ソフィアが折れて承諾した


今回ルースが寄越した護衛騎士というのは元々王族の近辺守護をしている騎士隊から選抜されているため公爵家の護衛騎士より腕が優秀なのは間違いないし何より聞いたところによるとソフィアの護衛をする騎士はルースが直々に手合わせをして選んだ者だと言う

そこまで徹底する必要あるだろうかとも思うが、今までに見せなかった彼の優しい一面に心がキュッとなる


そして今回の事は王族と公爵家が関わっていた事もあり貴族の間でもかなり話題に上がった

ソフィアは話題の中心にいてお茶会などに参加するとかなりの令嬢にこの話を聞かれる

最初はよかったが同じ話を何回もするのはかなりの体力がいる

そして今はお茶会は全て断っている


「やっぱりこの婚約は間違っていたんだわ・・・」


ポソリと呟くソフィア

少し離れたところには彼女専属の侍女が控えていた、その小さい声も侍女には届いていた

ここ最近は自室に籠ってばかりのソフィア

あれ以来なんだか外に出る気も起きなくて憂鬱な日々を過ごしていた

侍女が[気分転換にお庭を歩くのはいかがですか?]と声を掛けても気分がのらない


それは今の公爵邸に理由がある、屋敷のあちこちには公爵家の騎士たちが監視しており、ソフィアの部屋の前や近くにはルースが寄越した護衛騎士がソフィアの安全を守っていた

それを24時間ずっとだ


完全な一人の時間は無く眠る時くらいしか自室にも一人になれない

そのせいもあり精神的に疲れてきてなにもやる気が起きないのだ

「はぁ・・・」と何度目かも知らない溜息を吐く


ルースの音沙汰もない、ずっと隔離されているかのような息の詰まる日々

これは一体いつまで続くのか・・・少しずつソフィアの心は疲労していた


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