甘い雰囲気と楽しい食事
続けての投稿になります!
もう少しでキャラ設定公開できそうです!
(何回言うんだろう笑)
次回もよろしくお願いします!
「殿下お待たせしまして申し訳ありません!」
急いで黄色の間に入るや否やすぐにこの国の王子であるルースに謝罪をするソフィア
そんなルースはと言うとそんなソフィアを見た後驚いた顔をして
「はははっ!いやいいんだよ俺もここで仕事をしていたし全く苦ではなかったから気にしないでいい」
初めてこんなにも笑ってるルースをみてびっくりするがすぐに恥ずかしくなり
「すみません・・・」と俯きながら小声で言う
そんな様子を見たルースは優しく微笑みながら口を開く
「お腹すいただろう、俺も丁度一段落しようと思ったんだ、お互い朝食がまだだし一緒に食べないか?」
そう言いながらルースは椅子から立ち上がると自分の隣の椅子を引いてソフィアに座るよう促す
彼女はそっと座るとルースも横に座る
こんな距離感は初めてで少しドキドキするが出来るだけ意識しないように気を付ける
(なにか話題、わだい・・・ワダイ・・・って、あれ?)
頭の中を高速回転させて何か話を切り出そうとした時ふとある事に気づいた
「殿下、ご自分も食べてないって・・・朝からいらしたのですよね・・?」
そう、ルースは先ほど[お互いに朝食がまだ]だと言ったのだ
朝からいるのなら朝食は食べていると思ったのだが・・・
ソフィアの言葉にルースは何も気にも留めていないように
「あぁ、食べてないよ?君と食べる約束をしていたし、何より俺が君と一緒じゃないと食べたくなかったから」
平然とそんな甘く優しい事を言い切ってしまうこの人は間違いなく王子様だ・・
王子様の鑑だ・・・
と訳の分からない事を脳内で繰り広げているソフィアだがそんな返しをされるとも思っていなかったため顔は真っ赤になっている
「だ、だけど・・・お約束でしたのにっ」
あわわっとなり下を向いてしまいそうになる
そんなソフィアの様子を見てルースは嬉しさと愛おしさが入り混じって無意識にソフィアの頬に手を添えていた
そのまま自分の方に顔を向けさせる
「ソフィア本当に気にしないでいい、朝食はむしろ食べない事の方が多いんだ、だから今ぐらいがいつも通りなんだよ」
不意に名前を呼ばれ顔も背けられない
漂う甘い雰囲気にこの部屋にいる使用人は出来るだけ影となるように努めるが
「おほんっ」
と少し離れたところからわざとらしく少し大きな声で咳払いが聞こえる、そこには
「おい、マルロ雰囲気を壊すな」
そうルースはソフィア専属の執事であるマルロを睨みながら話す
そんなマルロは特に変わりなく平然とした様子で
「殿下はお腹がすいていらっしゃるのではないです?それに我が主でありますお嬢様もお腹がすいていらっしゃいます、お嬢様のご婚約者であるならその辺も"ちゃんと"気を配っていただかなくては困りますね?」
王子であるルースにそんな事言えるなんて・・・さすが兄が推薦した執事なだけあるわね・・・
そう、実はこのマルロと言う執事は王都の公爵邸を出る前に兄からの推薦があってソフィアに仕える事になったのだ
兄は[王子とも多少なり面識もある、とても有能だ今後のお前には必要になるだろうこいつも連れていけ]
それだけ言うとまたすぐに仕事に戻っていった
その後の事はほんとに驚きであった、すぐに使用人とも打ち解けて束ねていて
みんな口々に[マルロ様はすごい]と言うだけで本人は何のことやらと言う風な感じであった
ソフィアはマルロとはお互いに必要な会話しかほとんどしない為、マルロの事はほとんど何も知らない
ただルースとマルロが会った時、面識があったのは本当だったようでルースは少し嫌な顔すると
「久しいな」と言ってすぐにソフィアに顔を向けるだけで終わった、そんなマルロも一つ礼をするとそれ以上何も話す事は無かった
それが私が初めてみたルースとマルロの対話?だった
そして今は、そんな返しをされたルースは少し眉をぴくっとすると
「言うようになったもんだなぁ?彼女は俺を待たせてしまった事に申し訳なさを感じているんだその憂いを払うのは婚約者である俺でしかできない事だが?」
してやったという風な顔でニコニコと返すルースだが笑っている顔のはずが
笑っていないように見えるのは私だけだろうか?
バチバチとお互いに光っているものが見えなくもないと疑問に思うソフィア
そんな事は置いといて流石にそろそろ本当にお腹すいてしまったし二人はこんなんだしなぁ~
と思い食事に手を付ける
(うん、流石ねとってもおいしい~♪)
もぐもぐとしながら二人が言い合ってるのを横目に食事をする
(あぁ、いい日常だわ)
こんなに賑やかで自由な日は今までになかった
ソフィアは黙々と周りの事を気にせず食べていたため
ルースとマルロが言い合いをやめていたのも気づいていなかった




