表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/23

君を愛してる、だから今は身を引こう(ルース視点)

今回は音沙汰のなかったルースが何をしてたかの部分です!

今後どうなっていくのは自分自身わかりません!(え?)


そしてキャラ設定書きたいです!(笑)

次回もよろしくお願いします^^

思わず流れた婚約者の涙はルースを驚かせた

あの気高く美しい公爵家令嬢のソフィアが涙を流しているなど信じられなかった

だけどそう思ったのは一瞬だったそしてその時に自分がどれほど間違いを犯してしまったのかを理解した

それもそうだ

たかが貴族が流した噂だが王族の噂となれば、しかもそれが虚偽の事ならただでは済まない、だが彼女には[犯人はしっかり処罰した]とだけしか伝えていなかった

その裏にあった眠り薬の事や犯人の汚い思惑など、彼女には触れさせたくないと思ったからである。

今回の事は彼女も関係しているというのに不安にさせたくないと思い何も詳細を言わず、急に騎士を寄越し半ば強引に彼女を守った

自分が良かれと思った事それが全て完全に裏目に出てしまったのだ



こうなった事の発端はあの事が解決した後すぐの事だった

これからの事も考えてソフィアの周りに何か不審な事がないかなどをソフィアの父である公爵と共に洗い出す事にした

公爵は[娘のためならば]と婚約を頼んだ時よりもすんなりと協力してくれた

するとやはり美しい彼女の周りには毒が多かった

そしてそれと一緒にルースの周りの毒も露わになった


ルースを好いている令嬢がソフィアを妬み公爵家を良く思っていない者と手を組み毒殺を企てていたり

ソフィアを尾行したものなどもいたりした

調べれば調べるほどぞろぞろ出てくる毒に、なぜ今まで何事もなかったのかと不思議に思ったほどだった


それをソフィアにバレないように公爵と一緒に解決しており思いのほか時間がかかってしまったのだ

今回、公爵邸を訪ねたのもこの日両親もソフィアの兄もおらず彼女一人だけ屋敷に残っていると前もって知って護衛騎士だけでは心配だったからだ

(もちろん公爵には了解を得ている)

だけど来てみたらどうだろうか


屋敷に入り出迎えてくれた婚約者は疲労の色が滲み出ていた

そして食事もまともに取れていないのだろう前よりも細身になっている気がしたがそれは間違っていなかったらしい。侍女の顔を伺うと不安そうに、心配そうに彼女を見つめる瞳が目に入ってしまった

そしてしまいにはいざ話そうとしたらソフィアは絞り出したかのように[我慢の限界だ]と言った

これは全面的に俺が悪い

だけど、それでも君を手放せそうにない、これは俺の我儘だだけど俺の気持ちよりなにより君が大事だから今は身を引こう、でも誰にも渡す気なんてないし俺の婚約者も妻もそれは君しかありえないから・・・

だけど、これからは君を傷つけないと誓うから・・・


心の底に刻み込み全てを飲み込んで俺は呟いた


「わかった。」


すると彼女の瞳から涙がこぼれ落ちていた

俺はその瞬間気づいたらソフィアを抱きしめていた――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ