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『0』

真っ暗な闇の中。注入される日常。

それは多分、『記憶』と呼ばれる。


「…カー。」


聞こえてくる『神』の声。

絶対的で、逆らえない音色。


「リカー。」

「は…い…。」


答えようとしたが、妙に力が入らない。


「僕がわかるか。」

「…。」


知っている。でも何故か思い出せない。

ぼうっとした頭、合わない焦点。

まるで空っぽになったような、変な感じ。

いくら手探っても、辿り着けない。


「また失敗か…。まあ、いい。少なくとも、素直にはなれたから。」


意味のわからない言葉が頭の中を漂う。

慣れた単語だが、意味が全く繋がらない。


「今日はここまで。お休み、僕のリカー。」


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