2021年09月四分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
シーフ :素早く器用で罠解除が得意な冒険者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
市場 :食糧から冒険に必要な物まで揃う便利な場所。
小国の皇太子:父王に魔物を倒すように任じられた王子。
小国の父王 :皇太子に魔物を倒す事を委任した王。
【迷子を出さない練習】
「勇者様、絶対に手を離さないで下さいね」
「てって」
プニプニ勇者と新米剣士が手を繋いでいる事を確認すると、従者は勇者のもう片方の手を握る。
「これだと俺が攻撃できないぞ?」
新米剣士の抗議に新米狩人は静かに答えた。
「今日の目標は“迷子を出さない”だから」
「まーご」
【小国の皇太子 助力】
「私の力ではあの魔物は倒せません!」
皇太子の訴えに父王は頷いた。
「勇者に助力を頼んである」
そう言ってプニプニ勇者を呼んだ。
「ゆうちゃよ」
「父上、勇者はプニプニですが?」
「頼んだぞ、勇者」
「たのんじゃ」
「父上、聞いてます?」
聞いてくれない父王だった。
【大きな音】
「近付けばドンガラガッシャーンと大きな音が鳴るぞ?」
シーフは窓から体を乗り出して冒険者たちに警告する。
「それで勇者が起きたら困るだろう?だから見逃してもらうぜ」
先程まで「あじゃらー!」と寝ぐずりするプニプニ勇者を思い出し、それだけは避けたい冒険者たちだった。
【どんぐり観察】
「なあ従者、勇者が真剣にドングリを見てるぞ?」
新米剣士の前にはドングリを持ったプニプニ勇者がいた。
「勇者にしか分からない何かが見るのか?」
「プニプニにしか分からないものが見えるのかもね」
従者はそう言ったが、それは勇者にしか分からないのだった。
「ろんきゅり」
【市場の散歩】
必要な買い物を終えた後、市場を散歩するのがプニプニ勇者と従者の習慣になっていた。
「勇者様、何が食べたいですか?」
「ろんきゅり」
勇者は反射的に答える。
「ドングリは食べるのが大変ですよ?」
「たーへん?」
「だから食べずに宝物にしましょうね」
「たきゃらもにょ」
【シーフ 計画延期】
「先に休ませてもらうぜ」
シーフは計画を実行する為に立ち去ろうとした。
「だから勇者、離してくれ」
しかしシーフの膝の上で眠そうなプニプニ勇者が掴まっていてそれができない。
「やー」
「これは無理に離すと泣くな」
「寝るまで待った方が良いね」
計画は延期された。
【装備強化】
「勇者様、装備を強化しましょう!」
「きょうか」
気温が下がってきたので、従者はプニプニ勇者に上着を装備させた!防寒力が+1上がった!
「ぴゃー!」
但し、走り回って汗をかき始めたら、その装備は外される事もある。
「あちゅい」
「何でそんなに元気なんですか、勇者様?」
【秋の果物】
従者はプニプニ勇者にブドウを見せた。
「勇者様、これなーんだ?」
「たぺもの」
次にナシを見せた。
「これは分りますか?」
「たぺたい」
最後にリンゴを見せた。
「じゃあ、これは?」
「たぺる」
「勇者様、お腹が空いてるんですか?」
この後すぐにおやつの時間になった。
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