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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
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2020年01月弐分 「海竜王の巫女編」他

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【人物紹介】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


その他   :格闘家、大臣、毒沼の魚竜


「海竜王の巫女編」

巫女    :ちょっと臆病でまだ幼いが、巫女の力を持つ子。

巫女の母  :優しくてしっかりものの母親。

海辺の村長 :幼い巫女に甘い村の長。

【格闘家】

「ちゃー!」

 ギュッ。

「ちゃー!」

 ギュッ。

 プニプニ勇者が声を出しては冒険者たちにしがみ付いていた。

「勇者ちゃんは何をしてるの?」

「格闘家さんの攻撃が格好良かったので真似してるんです」

 しかし勇者の攻撃は、どちらかというと冒険者たちを癒しているのだった。



【自由】

「勇者よ、前に」

 大臣にそう言われてもプニプニ勇者は従者の陰でワクワクした顔をして出てこない。

「かくれんぼじゃないですよ、勇者様」

 仕方なく大臣が近づくと、今度は楽しそうに逃げ回り始めた。

「鬼ごっこじゃないですよ、勇者様」

 はしゃいでいる時の勇者は自由である。



【瘴気】

「我が瘴気で全て腐れてしまうがいい!」

 毒沼の魚竜が吐き出した強い瘴気は、対策をしてきた冒険者たちには効かなかったものの、ある盲点を突いてきた。

「大変です!勇者様のお菓子が痛んでしまいました」

 プニプニ勇者が食べようとしていたお菓子にダメージを与えたのである。



■海竜王の巫女 まえがき

 この後は続き物になります。全十二話、お楽しみ下さい。



【海竜王の巫女 1】

 その島は海竜王の怒りを買い、海の恩恵が受けられなくなっていた。怒りを鎮める為には巫女が供物を届ける必要があるが、巫女は幼く一人では全うできない。島民たちも今は海竜王の宮に近付けない為、プニプニ勇者に依頼したのだ。

「お使いの付添ですね」

 意外と気楽な感じだった。



【海竜王の巫女 2】

 母親と一緒に来た小さな巫女は、挨拶の後、そわそわと従者にお願いした。

「あかちゃん、だっこしてもいいですか?」

 従者がプニプニ勇者本人に確認してから、いいよと言うと、巫女は優しくギュッとして嬉しそうである。笑みがこぼれる光景に皆は思った。

(プニプニとホヨホヨだ)



【海竜王の巫女 3】

 プニプニ勇者をギュッとしてご機嫌な巫女だが、海竜王の使いは嫌だという。だが母親が、もう巫女はお姉さんだから勇者と使いに行ってきてと言うと態度が一変した。

「みこちゃん、おねえさん!?」

 女児あるある。小さな子がいるとお姉さんぶるが発動し、巫女は行く気になったのだ。



【海竜王の巫女 4】

 海竜王の宮へは迷路状の巨大な洞窟を通るのだが、巫女なら1時間程で抜けられるという。ただ問題があった。

「トイレが無いのです」

 ダンジョンのトイレの有無は重要だ。今も「じゅーちゅ」と飲物をせがむプニプニ勇者をあやしながら、出発前には必ずトイレに行こうと従者は思った。


※「2020年1月参分」へ続きます。


読んで頂き、ありがとうございます。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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