2021年04月弐分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
射手 :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋
闘士 :血気盛んな冒険者。
刀鍛冶 :様々な刀剣を作る事が出来る職人。
刀鍛冶の知り合い:近所の話し相手。
【ダンジョン迷子センター】
◆ダンジョンで迷った冒険者を救助する組織。ダンジョン内の探索もしている。
白犬 :救助スタッフ。警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。
新人スタッフ:新しくスタッフになった冒険者。プニプニとモフモフが好き。
【延期】
「雨だから探索を延期するって?」
血気盛んな闘士は異を唱える。
「勇者も行く気だぞ?」
「ぼーけん!」
闘士の膝の上のプニプニ勇者も元気に応えた。
「でも勇者が風邪引いたら困るから」
その言葉に闘士は沈黙する。
「勇者、冒険は明日だ」
「あちた」
探索は延期された。
【新しい剣 氷の剣】
「氷の剣はどうだ?」
刀鍛冶から勇者の新しい剣について相談を受けていた知り合いは、不意に思い付いた。
「氷の結晶が出て周りの空気が冷えるんだ。夏に良いだろう?」
「おう、いいな!」
プニプニ勇者が「あいちゅちょーど」と言って氷の剣を振る姿が思い浮かんだ二人だった。
【静かに】
「静かにしろ」
射手が指示すると勘の良い者はそれだけで悟り、それ以外の者もすぐに気付いて黙る。
「…」
そこには眠くて仕方が無いのに、少しでも音がすると目を開けようと頑張っているプニプニ勇者がいた。
(寝れば良いのに)
勇者が寝るまで静かに見守る冒険者たちだった。
【春の宿】
春は新しい冒険者で宿屋が賑わう季節だ。
「いらっしゃいませー」
「らっちゃまちぇー」
プニプニ勇者も真似をしてお迎えし、驚かれつつも冒険者たちに喜ばれた。
「ぴゃー!」
しかし、はしゃぎ過ぎると誰彼構わず突進して行くので、その度に従者に捕獲されてしまう勇者だった。
【不思議な場所】
ダンジョンには不思議な場所がある。遠くの声が聞こえたり、一瞬冷気を感じる場所だ。
入り口の近くにもそれは存在する。
「じゅー、だっこ」
「またここで抱っこですか、勇者様?」
そこは、どんなに元気に歩いていても、プニプニ勇者が何故か抱っこを要求する謎の場所だった。
【新人スタッフ 発見】
「これからよろしく頼むよ」
「はい!」
ダンジョン迷子センターの所長と顔合わせした新人スタッフは、勇者に挨拶するように言われ、施設を見学がてら探していると、白犬と遊んでいるプニプニを発見した。
(モフモフとプニプニがいる職場なの?天国なの!?)
それが優秀なスタッフ犬とプニプニ勇者だと知るのは後の事である。
【新人スタッフ お迎え】
ダンジョン迷子センターの新人スタッフは、プニプニ勇者とスタッフ犬がいる事で張り切った。合間をみてはお世話をして癒される。
「じゅー!」
「お待たせしました」
しかし遂にお迎えが来てしまった。
「ばっぱーい」
(あープニプニー)
新人スタッフのやる気が少し下がった。
【新人スタッフ 3日後】
プニプニは帰り、モフモフのスタッフ犬も見廻りに出た為、ダンジョン迷子センターの新人スタッフは少し気が緩んでしまった。しかし3日後…
「きたよー」
プニプニ勇者が白犬に保護されて、またやって来たのだ。
「プニプニー!モフモフー!」
元気を取り戻す新人スタッフだった。
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