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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
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2021年01月弐分【冥界の探し物】

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者:勇者のお世話係。


暗黒騎士  :プニプニの扱いが完璧な勇者の強敵。


【冥界の探し物】

屍術師   :冥界の探し物を手伝って欲しいとやってきた依頼人。

第一の門の門番:屍術師の知り合い。

冥界の川の船頭:サービス精神旺盛。

幽門の門守 :忠告をしてくれる。

【まえがき】

この後から、久しぶりの続き物になります。

屍術(しじゅつ)師の依頼で冥界(めいかい)に行くプニプニ勇者と従者、暗黒騎士の話です。タイトルは「冥界(めいかい)の探し物」。しばらくお付き合いください。



【冥界の探し物 屍術師】

 冥界で探し物を手伝って欲しいと言う屍術(しじゅつ)師に、ジタバタするプニプニ勇者を抱っこした従者は尋ねた。

冥界(めいかい)ってプニプニが行けるような場所なんですか?」

「めーきゃい」

冥界(めいかい)の門の門番は、知り合いだから大丈夫だよ!」

 軽く明るく答える屍術(しじゅつ)師に(かえ)って不安になる従者だった。



【冥界の探し物 質問】

冥界(めいかい)といっても地上と変わらないよ。ちょっと青味ががって(きり)が濃いくらい」

 軽く明るく説明する屍術(しじゅつ)師だが、従者の心配は消えなかった。プニプニ勇者を抱っこし直して、勇者が泣いちゃわないか質問する。

「大丈夫!怖いだけで危険じゃないよ」

 (まった)く大丈夫では無さそうだった。



【冥界の探し物 助っ人】

 冥界(めいかい)に行く事になったプニプニ勇者だが、場所が場所だけに従者は頼りになる者を助っ人を呼んだ。

「よろしくお願いします、暗黒騎士さん」

「あんこきゅー」

 暗黒騎士は副業でベビーシッターをしていてプニプニの扱いは完璧な上、(やみ)属性なので冥界(めいかい)のクエストも問題無いのである。



【冥界の探し物 第一の門】

 冥界(めいかい)への第一の門に着くと、屍術(しじゅつ)師は門番の前に進み出た。

「久しぶり-」

「元気そうだな」

 そして門番は勇者を見つけて尋ねる。

「こいつが噂の勇者?本当にプニプニだ」

「ゆうちゃよ」

「勇者は(ひかり)属性だからね」

「だからプニプニなのか」

 いや、属性とか関係なくプニプニだ。



【冥界の探し物 境界の川】

 屍術(しじゅつ)師とプニプニ勇者たちは、地上と冥界(めいかい)を分ける大きな川を渡る事になった。船頭は船上では騒がないように注意する。

「できるか、勇者?」

「できる」

「そうかそうか。なら特別に隠し絶叫(ぜっきょう)ポイントに連れてってやるぞ!」

 船頭はサービス精神旺盛な人だったが、丁重(ていちょう)にお断りした。



【冥界の探し物 第二の門】

 冥界(めいかい)の第二の門、幽門を通過するプニプニ勇者に、門守(もんしゅ)はこの先では食物を口にしないよう忠告する。

「それだと勇者様がお(なか)()かせてしまいます!」

 従者の訴えに、門守(もんしゅ)は持ち込んだ食物なら問題無いと答えた。

「勇者様、お弁当は良いって」

「ごっはん」

 危機は回避された。



【冥界の探し物 プニプニの力で】

 冥界(めいかい)で早速探し物を始めようとしたが、屍術(しじゅつ)師は失くした場所が分らないと言った。

「それじゃあ探せませんよ」

「そこをプニプニの力でなんとか!」

「プニプニにそんな効力無いですよ」

「勇者ならできるって!」

「できる」

 意味も分からず会話に参加するプニプニ勇者だった。



【冥界の探し物 スペシャル技】

 プニプニの力で失物(うせもの)を探そうとした矢先、魔物が突然現れプニプニ勇者は泣き出してしまった。それを見た暗黒騎士がスペシャル技を繰り出す!

(たて)抱き背中トントンくるくるウォーク!」

 それにより勇者はすぐに泣き止む。しかもあやす前に魔物を一瞬で片付ける見事な手腕(しゅわん)だった。

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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