2021年01月壱分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:勇者は二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者:勇者のお世話係。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋
ダンジョンの白い犬:警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。
雪の精霊 :冬に現れる雪だるま型の精霊。猫姿の精霊の知り合い。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。
【餅と頬っぺた】
「某の里では新しい年の初めに餅という物を食す也」
忍がプニプニ勇者を抱っこしながら、従者に故郷の話をした。
「餅はプニプニ殿の頬と同じ位の柔らかさで…」
「勇者様の頬っぺたと同じ位ですか!?」
「そう也」
柔らかさの比較に使われる勇者の頬っぺただった。
「もっちー」
【初夢】
「プニプニ殿が飯を食べている初夢を見た也」
「私の夢では勇者ちゃんが箱に入っていたわ」
「俺は勇者様と冒険してる夢でした」
「飯プニ、箱プニ、冒険プニだな」
毛布に包まれて昼寝しているプニプニ勇者を見ながら、今年も勇者と沢山関わる事になりそうだと思う冒険者たちだった。
【新春クエスト】
プニプニ勇者と冒険者たちは、年初めのクエストでダンジョン迷子センターの白犬に出会った。
「わんー」
白犬は知っていた。勇者はいつも迷子になって保護される事を。だから先に保護する事にした。
「分かるけど待って!」
その後、保護する代わりに付き添ってくれた白犬だった。
【雪上の足跡】
従者はプニプニ勇者を雪の降った庭に連れてきた。
「勇者様、雪の上に猫さんの足跡が付いてますよ」
「にゃー」
「こっちはスズメさん」
「ちゅじゅめ」
「こっちは…」
そこには良く分からない足跡が付いている。
「えーと」
それは雪の精霊のものだが、知る者はほとんどいない。
【抱っこされ放題】
「じゅー、だっこ」
「抱っこですね、勇者様」
いつもの従者なら、プニプニ勇者に歩くように言うのだが、寒い時期は違う。
「ここもデコボコしてるから抱っこにしましょう」
「だっこ」
何故なら、勇者を抱っこすると温かいからだ。だから冬の間、勇者は抱っこされ放題なのである。
【続行】
「勇者の様子はどうだ?」
主が話しかけると、遠見をしていた千里眼は顔を上げた。
「いつも通りプニプニです」
「年が改まったというのにプニプニか?」
「新年の馳走を食べて頬が更にプニプニです」
「そうか、プニプニか」
プニプニ勇者の動向を見守る会は今年も続行である。
【戦士と訓練】
プニプニ勇者は、今日は戦士と訓練だ。訓練と言ってもはしゃいだ勇者がくっいたり
「たー」
離れたり
「りゃー」
またくっついたり
「とー」
勝手に転んだり
「ぴゃ!」
起き上がってまたくっついたりするだけなのだが、とても楽しそうなのである。
【氷雪の衣】
氷雪の衣、装備者を包み、雪景色にカモフラージュする。しかし氷雪の衣を着たプニプニ勇者を、従者はすぐに見つけた。
「勇者様、どうしたらこんなに雪がいっぱい服に付くんですか?」
「ゆっきー」
「宿に入る前に綺麗にしましょうね」
氷雪の衣は、簡単に手で払う事ができる。
楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!
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