2020年11月四分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。
魔技師 :新しい魔法を作る技師。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
勇者の定宿 :勇者や冒険者が拠点にしている宿。
宿屋の夫妻 :勇者の定宿を営んでいる夫婦。
白い警備犬 :賢く性格の穏やかな警備の仕事をしている犬。
警備兵 :街の警備をしている者。警備犬の飼い主。
久々の依頼人:勇者がプニプニだと知らずに依頼をしに来た者。
【落ち葉】
従者は女将にプニプニ勇者を預け、定宿の裏庭で落ち葉を集め始めた。そして落ち葉を山のように集めると勇者を呼びに行く。
「勇者様、できましたよ」
寒くて水遊びのできない勇者の為の落ち葉プールである。
「ぴゃー!」
落ち葉で楽しそうに泳ぐ勇者を見て、満足する従者だった。
【焼き芋】
「いっぱい遊んだか、勇者?」
「あちょった」
落ち葉で遊んでいた勇者の所に続々と冒険者が集まってきた。
「次は芋だな」
「焼き芋ね」
そう言うと手際よく芋を並べ、焚火を始める。正に一瞬の出来事であった。
これは落ち葉を集めると最終的に焼き芋を焼き始める法則である。
【変身】
クエストを終え、プニプニ勇者と従者は宿に戻った。従者はすぐに着替えさせたいが、そのまま言うとトコトコ逃げるので、ある言葉を使う。
「勇者様、変身しましょうか?」
「へんちゅん!」
「はい、万歳」
「ばんじゃーい」
内容は同じだが何故か素直に着替えてくれるのだった。
【久々】
「子供、勇者はいるか?」
久々にプニプニ勇者が勇者だと知らない依頼人が来た。
「だっこ」
「よしよし、抱っこだな。ところで勇者は?」
「かったくんま」
「肩車だな。分った分った。それで勇者はどこに?」
この感じ懐かしいと思いながら、事実をどう告げようか悩む従者だった。
【お店屋さんごっこ】
プニプニ勇者と道化師がお店屋さんごっこを始めた。
「らっちゃまちぇー」
冒険者たちが覗くと、そこには小石から通常アイテム、更にはレアアイテムまで揃っている。
「これはいくら?」
冒険者が尋ねると道化師は言った。
「100プニプニピだよ」
知らない単位が出てきた。
(補足)
1プニプニピ=ドングリの帽子、1個
10プニプニピ=ドングリ(帽子なし)、1個
100プニプニピ=ドングリ(帽子あり)、1個
※他にも大きさや形で変化する。
【雪】
見廻り後の警備兵は、積もった雪を見ながら従者に話し掛けた。
「いつもは大人しいのに雪が降ったら駆け回り始めてね」
「そうですか」
「何がそんなに嬉しいんだろうねえ」
「そうですねえ」
二人の目の先には、はしゃいで雪まみれになっている白い警備犬とプニプニ勇者がいた。
【魔技師 召喚】
新しい魔法を開発している魔技師は、時々プニプニ勇者の所にやってくる。
「勇者よ、プニプニを召喚する魔法を受けろ!」
すると勇者はトコトコと魔技師に近寄りギュッとした。
「失敗だ!」
魔技師は納得いかなかったが、見ていた冒険者たちは違った。
(あの魔法、良い!)
【立ち上がる】
クエストに向かう途中、プニプニ勇者は嬉しくて駆け足になってしまい、転んでしまった。
いつもならビックリして泣いてしまう場面だが、冒険で頭がいっぱいの勇者は違う。すぐに立ち上がり再び歩き出す。従者はその姿に驚き、思うのだった。
(なんでそんなに冒険好きなんですか?)
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