2020年11月弐分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
狩人 :勇者のクエストのメンバー。探索が得意。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋
宿屋の夫妻:勇者の定宿を営んでいる夫婦。
【プニプニの言う通り】
プニプニ団のクエストで、従者と新米狩人が分岐点で迷っていると、新米剣士がプニプニ勇者に尋ねた。
「勇者はどっちがいい?」
「こっち」
笑顔で勇者は一方を指差す。しかし従者は知っている。冒険好きの勇者は難易度が高い方を選ぶ事を!
そんな訳でもう一方を選ぶのだった。
【日課】
寒い季節になり、戦士には日課ができた。
宿に戻ると、食堂の暖炉の前の遮蔽柵に顔をくっ付けているプニプニ勇者を抱っこする。
「ただいま、勇者」
「かえりー」
そして勇者にはホットミルクを、自身はホットビールを飲みながら、夕食までの時間をゆっくりと過ごすのだ。
■雑学
今回出てきた「暖炉の前の遮蔽柵」ですが、通常は「ストーブガード」という商品で、ストーブの周りを囲むように設置して、子供やペットが火傷をしないようにする為のものです。
海外では「Flat Guard Fire Screens」という名前みたいです。
【気持ちの表れ】
留守番をしていたプニプニ勇者は、宿の女将と一緒に従者を迎えに行く事になった。
「じゅー!」
勇者が指を差す。しかしそれは馬だ。
「じゅー!」
「猫さんだね」
「じゅー!」
「それは木よ」
間違えてる訳では無く、従者に早く会いたい気持ちの表れなのかなと女将は思った。
【二刀流 誕生】
プニプニ勇者が木の枝を持って遊んでいると、新たな枝を見つけた。それは手に馴染み、重さ、長さも申し分ない素晴らしい枝だった。しかし今の枝も大事なものである。どちらを選ぶべきか、勇者はプニプニの頭で一生懸命に考えた。
「お!」
結果、二刀流にすることにした勇者だった。
【二刀流 同時】
「二刀流とは流石也な」
木の枝を両手に持ち満足気なプニプニ勇者を見て、忍が言った。
「二本とも振ってみる也」
忍に促されて勇者は両方の枝を振る。
「ちゃー!」
「プニプニ殿、手と足と頭が同時に動いてる也よ」
体を考えて動かすなんて、プニプニにはまだできないのだった。
【お化け】
「勇者ちゃん、今日は夜更ししてると怖いお化けが来ちゃうよ」
「やー」
女将の話はこの地方の言い伝えで、子供は皆信じている。プニプニ勇者もギュッと従者に掴まった。
「大丈夫です。お化けが入って来れないようにドアと窓を板で塞ぎましょう」
そして従者も思い切り信じていた。
【二刀流 噂】
「二刀流の勇者が現れたって言うから誰の事かと思ったわ」
駆け込んできた狩人は、一息つくと街ではその噂で持ち切りだと言った。
その言葉だけ聞くと勇ましい者を想像するだろう。しかしその正体は、両手に枝を持って楽しげに振り回しているプニプニ勇者だった。
「おーおー」
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