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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
39/306

2020年08月参分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。



射手    :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。

考古学士  :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。


新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。

【プニプニ分】

 考古学士がプニプニ勇者の定宿(じょうやど)に来て言った。

「集中力が続かないのは、プニプニ分が足りないせいだと思うの」

(また変な言葉が!)

 皆が戸惑(とまど)う中、従者は(うなず)く。

「勇者様、考古学士さんが抱っこしても良いですかって」

「だっこ」

「良いそうです」

(何事も無く話が進んでる!)



【プニプニ団 結成】

「プニプニ団を作ろう!」

 新米剣士がプニプニ勇者を抱っこすると宣言した。

「勇者がリーダーで、攻撃担当は俺、探索は新米狩人」

 従者が返事を考えていると新米剣士は更に言う。

「で、アイテムで回復するのが従者な!」

(普通に入ってた!?)

 プニプニ団(仮)が結成(けっせい)された。



【プニプニ団 団員募集】

 新人剣士によりプニプニ団(仮)が結成(けっせい)された。

「さっそくクエスト行こうぜ!」

「くえちゅと」

 さすがに人数が足りないと指摘されたが、新人剣士はすぐに提案する。

「じゃあ団員を募集(ぼしゅう)だ!」

 それを聞いて従者はある気配(けはい)に気付いた。

(射手さんが入りたがってる気がする!?)



【プニプニ団 入団条件】

「プニプニ団の入団条件を発表する!」

 新米剣士の言葉に、新米狩人と従者は驚く。

「勇者に(はな)をムギュッとされたかどうかだ!俺なんか毎回ムギュッとされるぞ」

 それは(はな)(つか)むものだと思っているプニプニ勇者の困った(くせ)だ。

「僕もムギュッとされた」

「ご、ごめんね」

「はにゃ」



【楽しい】

 プニプニ勇者は、従者に抱っこされて買い物に来ていたが、歩いていると、突然、何かの言葉を(はっ)した。

「えーい!」

「どうしました、勇者様?」

 勇者は顔をキョロキョロさせる。

「おー!」

「ああ、楽しいんですね。じゃあ行きますよ」

 楽しいと一人で(しゃべ)り出す勇者だった。



【確認】

「勇者様、食べ終わりました?」

「たぺた」

 ご飯の後のプニプニ勇者に従者は質問する。

「お(くち)の中に残ってませんか?」

「ない」

「本当に残ってないですか?」

「なーい」

 勇者の()っぺたは(から)っぽでも何かが入ってるみたいにプニプニしているので、何度も確認されてしまうのだ。



【追いかけっこ】

「勇者、俺を(つか)まえてみろ!」

 従者の前で、新米剣士はプニプニ勇者と追いかけっこを始めた。

「うわッ!」

(あ、(ころ)んだ)

 その新米剣士に勇者がトコトコ近付く。

「たーちょぷ?」

(心配されてる!)

 しかし新米剣士は笑って言った。

「次が本番だ!」

(無かった事にした!)

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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